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追い込みすぎは逆効果に?!無理な運動ダイエットが“痩せにくい体”をつくる理由

  • 2025.11.29

「とにかく運動量を増やせば痩せるはず!」。そう信じて、毎日長時間のランニングや高強度トレーニングを続ける人は少なくありません。しかし、実は“追い込みすぎる運動”こそが、ダイエット停滞の原因になることも。疲労が抜けない、むしろ体重が落ちにくくなった――そんな人は、すでに体が“オーバーワーク状態”に陥っているのかもしれません。そこで今回は、無理な運動ダイエットが“痩せにくい体”をつくる理由を解説します。

休息不足が招く“慢性疲労”が代謝を落とす

毎日ハードな運動を続けると、筋肉や神経は細かなダメージを受け続けます。本来なら休息で回復し、強く太くなるプロセスをたどりますが、休みを入れないまま限界突破のトレーニングを続けると、蓄積したダメージが抜けない“慢性疲労”状態に。

追い込みすぎは逆効果に?!無理な運動ダイエットが“痩せにくい体”をつくる理由

この状態になると自律神経が乱れ、体は“燃えにくいモード”へシフトします。同じ運動をしても以前よりカロリーが消費されず、「頑張っているのに体重が減らない」悪循環に陥ってしまうのです。

ストレスホルモンの増加で脂肪が減りにくくなる

過度な運動は、体にとっては強いストレス刺激。これが続くと、ストレスホルモン“コルチゾール”が増えます。コルチゾールは必要なホルモンですが、過剰に分泌されると脂肪を溜め込みやすくなり、特にお腹まわりに脂肪がつきやすくなると言われています。

さらに、コルチゾールが高い状態では睡眠の質が低下し、疲労が抜けにくくなります。まさに、ストレス・睡眠不足・代謝低下の“三重苦”が続き、ダイエットには最悪のコンディションになってしまうのです。

痩せる近道は“追い込むこと”ではなく“回復させること”

ダイエット成功のカギは「体を燃えやすい状態に保つ」こと。そのためには、追い込む日と回復させる日をバランスよくつくることが欠かせません。例えば、筋トレの日とウォーキングの日を分ける、早めに寝る、タンパク質や糖質を適切に摂って回復を促すなど、小さな習慣の積み重ねが効果を最大化します。

「運動を頑張った分だけ痩せる」という思い込みは、むしろ遠回り。無理なく続けられる負荷と回復のセットこそが、自然と“燃える体”へ導いてくれるのです。<取材・文:beauty news tokyo編集部 監修:KEI(パーソナルトレーナー歴5年)>

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