どうやって計算するか覚えてる？「11−2^3」→正しく計算できる？

2025.12.29

算数や数学の計算問題では、計算の順番を正しく理解することがとても重要です。

特に、足し算や掛け算だけでなく「累乗」が登場すると、どこから計算を始めれば良いか迷ってしまうことがあります。

今回は、累乗を含む計算問題に挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
11−2^3

※本記事では、「2の3乗」のような累乗を「2^3」と表します。

どの順で計算すれば良いか、自分で考えてから進んでみましょう。

解説

今回の問題の答えは「3」です。

途中の計算は次のようになります。

11−2^3
=11−8
=3

累乗が含まれる場合、計算は次の順番で進めます。

(1)累乗の計算
(2)掛け算・割り算の計算
(3)足し算・引き算の計算

つまり今回の式では、「2^3」を最初に計算しなければいけません。

＜累乗の計算＞
2^3=8

これにより元の式は「11−8」となり、計算すると次のようになります。

11−8=3

したがって答えは「3」です。

誤答例

計算の順序を誤ると、次のような解き方をしてしまうことがあります。

（誤答例）
11−2^3
=9^3
=729

この誤りは、「11−2」を先に計算してしまい、その後に3乗を行っていることです。

正しくは、「累乗」を先に計算しなければいけません。

まとめ

複数の種類の計算が混ざっていると、計算の順序を間違えやすくなります。

累乗、掛け算・割り算、足し算・引き算の順番を整理しておくことで、計算ミスを防ぐことができます。

ぜひ他の問題でも計算の流れを意識しながら取り組んでみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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