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新生児の世話で疲労困憊の母親「昼寝したいなんて言えない」里帰りしない選択を後悔<産後うつ記録>

  • 2025.11.22

ちかさんは、緊急帝王切開で長男・いー君を出産しました。帝王切開の傷の激痛に耐えながらの移動、慣れない授乳やお世話に悩みます。退院後の生活に不安を覚えつつも、「慣れたら何とかなるか」と思っていました。

しかし―――

退院した当日の夜、いー君は夜通し泣き止まず、ちかさんは追い詰められてしまいます。

そんななか泣き疲れてやっと寝たいー君を見て、朝起きてきた何も知らない夫が「スヤスヤ寝ててかわいいね」とひと言。

ちかさんは夜中の大変さを話し、「何も知らないで、かわいいって言わないで」と心の中で不満を感じます。

里帰り出産しなかったことを後悔

妊娠中、先輩ママ友から「里帰りをすると、夫が育児に慣れるまで時間がかかる」「新生児の一番大変な時期を見ていないからつらさを理解してもらえなかった」と聞いた、ちかさん。
仲の良い義母が手伝いに来てくれることもあり、新幹線の距離にある実家への里帰りはせず、産後は自宅で過ごすことにしていたのでした。

しかし、嫁として母として、義母の目を気にしてしまい、「昼寝がしたい」と言えず、想像以上の大変さに「完全になめてた……こんなに疲れるとは。里帰りすればよかったかも」と後悔します。

そんななか、疲れて眠ってしまったちかさんが起きると、義母が来ていました。
普段なかなか寝ないいー君がせっかく眠っているのに、触って起こしてしまい、イラっとしてしまいます。しかし、やさしくトントンするだけであっさりと寝かしつける義母に、ちかさんは驚きます。


義母の帰宅後、夫に話すと「経験の差かな」と言われ、ちかさんはムスッとしてしまうのでした。

▼慣れない子育てで疲労やストレスが溜まっているなかで、夫から他人事のような発言をされては、不満を感じるのも仕方がないでしょう。

育児はどちらかだけが頑張るのではなく、夫婦で支え合っていくもの。たとえ仕事で日中の様子がわからないのだとしても、自分の見ていないところでパートナーが奮闘していることを心に留め、寄り添う姿勢や、積極的に育児に関わる姿勢を見せほしいものですね。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


監修者:助産師 関根直子

筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。


著者:マンガ家・イラストレーター ちか

ベビーカレンダー編集部

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