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「クマ被害」が深刻な秋田県…地元Jリーグクラブも週末の試合に向け『爆竹の使用』など8つの対策を発表

  • 2025.11.20

全国的に大きな問題となっている「クマ被害」。

特に深刻な秋田県では先月27日、鈴木健太知事が自衛隊派遣を要望すると正式に表明。防衛省を訪れ、小泉進次郎防衛相に緊急要望書を提出した。

警察を含め対応が進むなか、サッカーへの影響も広がりつつある。

地元のJリーグクラブであるJ2のブラウブリッツ秋田は18日、『2025.11.23 ベガルタ仙台戦 クマ対策についてのお知らせ』と題したリリースを発信。週末に行われる仙台との東北ダービーに向け、以下のような対策を発表した。

「いつもブラウブリッツ秋田を応援いただきありがとうございます。

11月23日(日)14時キックオフの「2025明治安田J2リーグ 第37節 クリーン・テクノロジーPresents ブラウブリッツ秋田vsベガルタ仙台」のクマ対策についてお知らせいたします。

現状、秋田市や警察と連携し、可能な対策・対応を行った上で試合開催の準備を進めております。

クラブとしましては下記対策を予定しております。

・入場時間を通常より2時間早くし、ご来場の皆さまを少しでも早く安全なスタジアム内へ入っていただくようにさせていただきます。
・前日からスタジアム周辺において爆竹の使用。
・前日よりスタジアム周辺に熊を遠ざける効果があるとされる硫黄の散布。
・当日、スタジアム周辺で蚊取り線香(強力防虫効果有り)を焚きます。
・外回りの警備員、スタッフへの笛の常備。
・外向けのBGMやアナウンスの音量を通常より大きくします。
・警察官によるスタジアム周辺の巡回。
・試合中、各ゲートの扉を閉鎖。

ご自身でもクマダス等をご確認いただき、安全にご留意いただきますよう、お願いいたします」

試合前日からスタジアム周辺で爆竹の使用や硫黄の散布を行うほか、当日は入場時間を通常より2時間早くし、観客を少しでも早く安全なスタジアム内へ入れる措置をとるという。

秋田のホーム、ソユースタジアムは市の中心部に位置しているが、秋田市では最近その中心部でもクマの目撃情報が相次いでいる。もはやどこにクマが出没してもおかしくないことからこれだけの対策を講じたとみられる。

ベガルタ仙台にとってもJ1昇格争いの重要な一戦となる試合は、23日(日)14時から行われる。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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