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【イベントレポート】松本幸四郎さんと尾上松也さんがW主演『朧の森に棲む鬼』完成披露上映会レポ!作品の裏話も披露!

  • 2025.11.16

歌舞伎の舞台を撮影し、映画館で楽しむ「シネマ歌舞伎」の最新作『朧の森に棲む鬼』が2026年1月に東劇・新宿ピカデリーほか全国54館で公開されます。完成披露上映会には、Wキャストで主演を務めた松本幸四郎さん、尾上松也さんが登壇し、作品への思いを語ってくださいました。その様子をレポートします!

シネマ歌舞伎『朧の森に棲む鬼』は、シェイクスピアの「リチャード三世」などに着想を得た作品で、松本幸四郎さんと尾上松也さんはWキャストで主人公のライを演じました。ライは底知れぬ欲望に捕らわれ、狡猾な詭弁で人々を騙し、底辺から王座を狙うというダークヒーロー的存在です。

悪役主人公・ライのイメージを受け、舞台挨拶の衣装テーマは「悪い男」。ワイルドなファッションで両者は登壇し、「日本のみなさんこんにちは!コウシロウ・マツモトです」(幸四郎さん)、「ハロージャパン!」(松也さん)と挨拶し、会場が笑顔で包まれました。

17年ぶりに主役・ライを演じる幸四郎さんと、憧れの役だったというライを初めて演じる松也さん。それぞれの思い入れや感想などを熱く語ってださいました。前作とも全然違った仕上がりになり、幸四郎版と松也版もそれぞれの味があるというお話に、観客の皆さんの期待も高まります。

また、Wキャストだと通常は交互に出演するもの。ところが、お二人は主役のほかにもう一役演じることに。幸四郎さんが「Wキャストなら、松也さんがライを演じているときはなにをしたらいいですか?」と聞いたことが発端となり、それぞれサダミツ役も務めることになったそう。「Wキャストだと休みがあるはずなんですが(笑)。でも、サダミツもできるんだ、と嬉しかったです」(松也さん)。など、裏話も披露。

後半では、事前にXで募集した質問に答えるコーナーも。幸四郎さん、松也さんともにBOXから質問を選んでお答えくださいました。地方公演に持って行くものは?という質問に、「本や資料など、忙しくて普段整理できないものをスーツケース5個とダンボール10箱くらい持って行きます。でも、整理しきれず開けない箱も」と答える幸四郎さんに、松也さんは「そんなに持って行かなくてもいいんじゃないですか(笑)」とツッコミ。また松也さんの「靴が好きなのでスニーカーは15足くらい持って行きます」というお答えに、「スニーカーとスーツ用1足あれば足りない(笑)?」と幸四郎さんがすかさずコメント。その掛け合いに、会場は大盛り上がりでした。

舞台挨拶の最後に行われた写真撮影では、「悪い男の雰囲気で!」というカメラマンさんのリクエストにこたえて凛々しい表情を見せてくださったお二人。終始楽しい雰囲気に包まれた舞台挨拶終了後は大きな拍手に包まれ、このあと2本続けて鑑賞されるみなさんに最後まで手を振りながら降壇されました。

シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』
■公開日 幸四郎版:2026年1月2日(金)/松也版:2026年1月23日(金)
■料金(税込) 一般2,200円 学生・小児1,500円 / ムビチケ1,900円
■作 中島かずき
■演出 いのうえひでのり(劇団☆新感線)
■出演 松本幸四郎、 尾上松也、 中村時蔵、 坂東新悟、 尾上右近、 市川染五郎、 澤村宗之助、 大谷廣太郎、 市川猿弥、片岡亀蔵、坂東彌十郎 ほか(令和6年11,12月新橋演舞場公演を収録)

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

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