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小物は50円、木製家具も2000円から! 心のこもった作品が並ぶイベント/北海道・北広島市

  • 2025.11.14

11月17日(月)、北海道・北広島市で開催されるイベントでは、あたたかみのある木製家具や雑貨、かわいいデザインタイルやお皿などが勢ぞろい。数百円から数千円で販売されます。

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絵本棚や収納ボックス、ベンチ、テーブル…
あたたかみのある木製家具は、2000~4000円。

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スマホショルダーにペンケース、エコバッグなど裁縫小物は、50円から!

この価格設定の理由は、地域の学校が開くイベントだからです。

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北海道白樺高等養護学校での実習(2023年HBC撮影)

北広島市にある、北海道白樺高等養護学校。
日頃の作業学習で作ったものを、「市民に愛される学校」を目指して安く販売しています。

木工・縫工のほか、窯業、クリーニング、コンクリート作業を学んでいる生徒もいて、イベントではデザインコースターや入浴剤、お皿など、多彩な作品が並ぶ予定です。

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デザインコースター 200円
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四角小皿 100円
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マグカップ 300円

木工製品の一部は、実はクマ対策にも関わっています。

クマ対策から生まれた木工製品

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果実を食べるヒグマ(2019年HBC撮影)

住宅地でのクマの出没や被害。
その原因のひとつが「放棄果樹」です。

人口減少などに伴い、山と住宅地の間のエリアに、誰も管理しなくなった「耕作放棄地」が広がっています。そこにある「放棄果樹」で、クマは人に追い払われることなく果実を食べられます。
そうした経験が、住宅近くの畑や家庭菜園までクマが引き寄せられる原因になるのです。

札幌の環境市民団体「エコ・ネットワーク」は、こうした「放棄果樹」を伐採するボランティア活動を行っています。切った木は、参加者が自宅のまきストーブ用などに持ち帰ってもいいことになっています。循環型のクマ対策です。

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北海道白樺高等養護学校の倉庫(2023年HBC撮影)

そのボランティアで伐採されたサクランボなどの木を、この学校では木工作業の実習に使っているのです。

サクランボの木はあまり流通することがなく、希少価値の高いものだといいます。さらに、固くて加工がしやすいことも、実習に適しています。

今回の販売会でも、クマ対策のボランティアから生まれた木が、実用的な製品に生まれ変わって登場する予定です。
希少な木材を使って、一つひとつ手間をかけています。

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木べら 100円~

心がこもった、手作りの品々。
会場では、作業の様子の見学をすることもできます。

生徒たちの応援、クマ対策の応援も兼ねて、お気に入りの製品を探してみてはいかがでしょうか。

開校60周年記念 しらかば店

日時:2025年11月17日(月)午前10時半~正午 ※販売は売切れ次第終了
場所:北海道白樺高等養護学校(北海道北広島市輪厚621)

学校は、「駐車場を利用する場合は、1家庭につき1台でお願いいたします」と呼びかけています。
詳細はホームページ からご確認ください。

***

画像提供:北海道白樺高等養護学校
文:Sitakke編集部あま
編集:Sitakke編集部IKU

※写真でご紹介したのは一部のイメージです。販売数には限りがあります。
※掲載の内容は記事掲載時(2025年11月)の情報に基づきます。

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