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愛する猫の魅力は、どうすれば伝えられる?写真家・砺波周平に学ぶ、猫写力

  • 2025.11.14
猫

切り取りたいのは日常風景。気楽に辛抱強く時を待つ

「ここに写るスミは3人の娘のマスコット的な存在で、彼女たちといつも一緒。庭に出ると必ず寄ってくるので、その時の様子を撮影しました。

まずは、辛抱強く待つこと。なるべく自然な状態を撮りたいので、こちらの気配を消して、良いタイミングになるまでそっとカメラを構えています。気持ちとしては“猫を撮るぞ!”と気張らずに日常の中の一風景を撮るような意識で構えています。

基本的にレンズは50~85mmの焦点距離のものを使います。特に多いのは50mmですね。あまり望遠で撮ってしまうと非日常感が強くなってしまうから。あくまでも、スミがいる“いつもの風景”を撮ることを心がけています。この写真のように家族と一緒に猫を撮ることも多いですよ。

スミはおっとりしていて利口な猫だから撮りやすいのかもしれません。もともと家に出るネズミを獲ってもらおうと飼い始めたのですが、一度も獲らず、それどころかネズミと仲良くしていました(笑)」

猫
猫

スミ

9歳の雑種。以前も猫を飼っていたが亡くなり、八ヶ岳の自宅にネズミが出るように。そこで迎えられた。毛色の美しい墨色が名前の由来。3人の娘の中でも写真の次女と特に仲良し。

profile

砺波周平(写真家)

となみ・しゅうへい/1979年北海道生まれ。大学在学時に写真家の細川剛に師事する。現在、東京に事務所を構え、長野県八ヶ岳で循環型の暮らしを模索しながら家族と暮らす、2拠点生活中。
HP:tonami-s.com/

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