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丸ゴシック体のぎこちなさが愛らしい。まちなかに「はみ出す」ビーポップ・サイン3選

  • 2025.11.5
江戸川区 タワーホール船堀 サイン、多摩市 さえずりの森 サイン、北区 赤羽駅 サイン
BRUTUS

まちなかに「はみ出す」ビーポップ・サイン

「ビーポップ」は事務用品メーカー〈マックス〉が販売する、サイン用の文字を印字することに特化した製品。その出力結果は「テプラ」「ネームランド」「ピータッチ」の巨大版といった雰囲気がある。

ビーポップの主な使用場面は工場やバックヤードだが、意識をしてあたりを見渡してみると、生活圏にもはみ出て使われていることがよくわかる。そんなビーポップの存在感や、独自の丸ゴシック体の書体のぎこちない雰囲気が好きで、まちなかで発見するとつい嬉しくなってしまうのだ。

江戸川区 タワーホール船堀 サイン
タワーホール船堀 都営新宿線船堀駅そばの区営文化施設。ここには館内のあちこちにビーポップで印刷されたサインがあり、通称〈船堀タワー〉の展望室(地上103m)にも方角を示す文字が貼られている。これだけ地表から離れた場所に掲出されているタワーホール船堀は「ビーポップ最高地点」とも呼べる。住所:江戸川区船堀4-1-1
多摩市 さえずりの森 サイン
さえずりの森 永山駅(京王・小田急)のすぐそばにある雑木林〈さえずりの森〉は、野生の緑を感じることができる場所。入口や散策路沿いにはビーポップによる案内表示が点在している。「散策」「保全育成」など、ほかの場所ではなかなか見られない文字列がビーポップで印刷されていて、自然と一緒に観察できる。住所:多摩市永山2-1
北区 赤羽駅 サイン
赤羽駅 生活圏内でビーポップが活躍している場所の筆頭といえば、やっぱり鉄道駅。ビーポップを導入している鉄道会社はいくつかあって、JR東日本もそのうちの一つ。中でも赤羽駅はいろんな色のシートやインクリボンを使った、個性豊かなビーポップ・サインを観ることができ、眺めているだけでも楽しい。住所:北区赤羽1-1-1

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ちかく(ビーポップ・ファン)

フォーマットから逸脱した駅の案内表示を「野良サイン」と呼び、撮り集め始める。ビーポップだらけのZINE『えきなか まちなか ビーポップ』も販売。

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