【TOKYOタクシー】木村拓哉さんがタクシーで通天閣をドライブ！ 沿道が大興奮

映画「TOKYOタクシー」大阪でセレモニー＆舞台挨拶開催レポート

11月21日（金）公開の映画「TOKYOタクシー」。公開を目前に控えた11月12日、主演の倍賞千恵子さん、木村拓哉さん、山田洋次監督が大阪に登場。大阪ステーションシティシネマでの舞台挨拶と、通天閣を舞台にした“タクシーセレモニー”が行われました。

サプライズのバースデーソングも

まず行われたのは、大阪ステーションシティシネマでの舞台挨拶。平日夕方にもかかわらず、会場は満席。スクリーン前に3人が姿を見せると、拍手が一斉にわき起こりました。

山田洋次監督にとって91本目となる本作。倍賞さんとは長年の信頼関係で結ばれ、木村さんとは映画「武士の一分」以来19年ぶりの再タッグです。

「大阪は私のデビュー作の舞台。大阪城でスチール撮影をしたことを思い出します」と倍賞さん。木村さんとの共演については、〝ハウルの動く城〟のときはアニメだったので直接会話はなかった。今回は運転席と後部座席という距離感での芝居。バックミラー越しに交わす目線に、強い力を感じました」と笑顔で語ってくれました。

終盤には、翌日13日に誕生日を迎える木村さんへ、倍賞さんからハッピーバースデーの生歌が贈られるサプライズも。特大のタクシー型ケーキが登場すると、その大きさに「これ全部食べられるの？！」と3人とも驚いた様子。木村さんが、ケーキの飾りをパクっといたずらっぽく食べると、つられて倍賞さんも一口。それをニコニコと見守る山田監督と、3人の息の合った和やかな雰囲気が伝わってきました。

通天閣の下で特別なタクシーが走る

すっかり日も暮れた頃、会場を通天閣本通商店街に移しての“タクシーセレモニー”がスタート。大阪のシンボル・通天閣を背景に、木村さんが運転席に、倍賞さんが助手席に乗車した特別なタクシーがゆっくり走ってくると、沿道からはものすごい歓声が。

東京タワーで行われた同様のイベントも話題になりましたが、大阪版はより親密な距離感。ピンクのカーペットにタクシーが滑り込むと、木村さんが倍賞さんをそっとエスコートしながら、山田監督が待つステージへ。観客からは割れんばかりの拍手で迎えられました。

木村さんは「まさかこの場所でタクシーを運転するとは思わなかった。商店街の皆さん、ちょっとだけお邪魔します」と語り、倍賞さんは「木村くんの運転はすごく上手。安心して助手席に乗っていました」と笑顔で返しました。山田監督は「今夜はひときわ、通天閣がかっこよくきれいに見えますね」と感慨深そうな表情でした。

「TOKYOタクシー」は、タクシー運転手の宇佐美浩二（木村）と、彼が東京の柴又から乗せた85歳の高野すみれ（倍賞）との偶然の出会いを通して、人生の喜びや奇跡を描いたヒューマンドラマ。人と人が心を通わせる瞬間を丁寧に描く、山田洋次監督らしいあたたかな一作です。11月21日（金）公開、ぜひ劇場に足を運んでみてください。

「TOKYOタクシー」2025年11月21日（金）全国ロードショー

配給：松竹

https://movies.shochiku.co.jp/tokyotaxi-movie/