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トム・フェルトン、父となったドラコ・マルフォイとしてブロードウェイ舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に立つ

  • 2025.11.12
Tom Felton Broadway Debut in "Harry Potter and the Cursed Child"

トム・フェルトンが11月11日(現地時間)、ブロードウェイデビューを飾った。映画版『ハリー・ポッター』シリーズで主人公の天敵ドラコ・マルフォイを演じてから20年以上の年月を経て、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』で同役を再演。カーテンコールで拍手喝采を浴びたトムは、涙ぐむ場面もあった。

初演を迎える前にトーク番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』に出演したトムは、「25年前に初めて演じた役を再演するため、数カ月間ニューヨークで暮らすことにこれ以上ないほど興奮している」とコメント。ホストのジミー・ファロンから、父親になったドラコは、優しい心を持つようになったと指摘されると、「そこまでじゃないけれど、父親から受け継がれた流れを断ったんだ。父親のルシウスは良い父親とは言えなかった。知らない人のために説明すると、ドラコは息子のスコーピウスに、父親よりましな方法で愛情を注ごうとするんです」と説明し、こう続けた。「僕はマルフォイ・ジュニアとして子ども時代を過ごし、今はマルフォイ・シニア……ちょっと変な感じかな」

Tom Felton Make His Broadway Debut in 'Harry Potter and the Cursed Child', New York, USA - 11 Nov 2025

『ハリー・ポッターと呪いの子』は、シリーズ最終巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』から19年後を舞台にハリーやロン、ハーマイオニー、ドラコらの子ども世代を描く。2016年にロンドン・ウェストエンドで初演され、ニューヨーク・ブロードウェイには2018年に上陸し、作品賞を含む6つのトニー賞を受賞した。トムは映画版のオリジナルキャストとして初めて同作に出演。また彼にとって初めてのブロードウェイ出演となった。

「30年ほど前、母に連れられて初期のオーディションを受け、ハリーとロン役の選考に外れ、ひげもじゃの半巨人の魔法使いハグリッド役も落ちた後でやっとドラコ役を得た」と冗談交じりに語るトムだが、「正直に言うと、最初は魔法の杖の腕が少し鈍っていた」と告白する。しかし、昔取った杵柄という言葉は本当のようだ。「だけど大丈夫。杖のスキルは戻った。エクスペリアームス(武装解除呪文)は最高だね。杖を再び手にし、唱えるできることがうれしい」

Text: Tae Terai

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