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「習い事なんて、どうせ無理よ」母の呪いは、私の代で終わらせる。娘の「やってみたい!」に、返した言葉は

  • 2026.3.10

幼い頃から「どうせ無理だから」と言われ続け、挑戦を諦める癖がついた女性。
そんな価値観が変わったのは、娘の何気ない一言がきっかけでした。
今回は筆者の知人から聞いた、子育て世代の心に響くエピソードをご紹介します。

画像: 「習い事なんて、どうせ無理よ」母の呪いは、私の代で終わらせる。娘の「やってみたい!」に、返した言葉は

幼少期の記憶

「どうせ無理に決まっているでしょう」

この言葉を、私は幼い頃から何度も聞いて育ってきました。

小学3年生のとき、ミュージカルのオーディションを受けてみたくなった私。

テレビで観たアニーに憧れて、何日も練習したセリフや歌を見せながら、
「受けてみたい」
と母に伝えたのです。

でも母からは、新聞を読んだまま目も合わさずにこう断られました。

「そんなの都会の子がやることよ」
「うちはお金も時間もないし、どうせ無理だから」

どうせ無理

この話題についてはそれっきり。

その後も同じような場面を何度も繰り返すうちに、自分の“やってみたい”を口にするのが怖くなっていきました。

母は母なりの考えがあったのでしょうが、私は何でも挑戦しようという気持ちが起きなくなりました。

進路も習い事も、少しケンカをしただけで人間関係さえ仲直りすることが億劫に……。

何かを望む前に、『どうせ無理だろう』と諦める癖がついてしまったのです。

娘の願い

そんな私も結婚し子どもに恵まれ、転機がきたのは娘が5歳になった頃。

近所のチラシを見て、
「このダンス教室に行ってみたい!」
と目を輝かせて言ってきたのです。

正直、送り迎えも月謝も、家計に余裕があるわけではありません。

でも、口から出そうになった
「どうせ続かないでしょう」
という言葉を、私はグッと飲み込みました。

その代わりに出た言葉は……。

挑戦することの大切さ

「じゃあまずは体験に行ってみようか?」

その言葉を聞いて、パアッと顔を明るくした娘。

初めてのダンス教室でうまく踊れなくても、娘はずっと笑っていました。

「楽しかった~! また行きたい!」

その姿を見て、私は確信したのです。やりたい気持ちを否定されずに挑戦できることは、こんなにも人を伸び伸びとワクワクさせることなのだと。

子どもは、親からの一言で行動を決めてしまうことがあります。

だからこそ、私は
「どうせ無理」
と娘のやりたいことをはじめから否定するような言葉は、絶対に口にしたくありません。

娘には、できるかできないかじゃなく、“やってみる自由”を与えたいのです。

過去の私がもらえなかったその自由を、今、娘に手渡している気がします。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。

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