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美容クリエイター【Zutti Mattia】にとって仕事のこだわりとは?「自分のやりたいものを伝えることを大切にしています」【インタビュー】

  • 2025.11.7

元外資系化粧品メーカーの美容部員を経て、モデルやメイクアップアーティストとして、ジェンダーレスな美しさを発信し続けている美容クリエイター・Zutti Mattia(ズッチ マティア)さん。初めての著書『誰かのルールで、美しくならない。』を発売し、話題となっています。幅広い活動で人々を魅了しているズッチさんに、仕事をするうえで大切にしていることを伺いました。

Profile:Zutti Mattia
ズッチ マティア 美容クリエイター。美容部員を経たのち、現在はジェンダーレスクリエイターとして、何にも捉われない美をSNSで発信。高いメイク技術や自由な発想で注目を集め、マルチに活躍している。唯一無二のビジュアルと、ポジティブで“ありのまま”な発信で多くの人々に支持され、SNS総フォロワー数は173万人超を誇る。

Q美容クリエイターとして、コスメの販売などさまざまな活動をされていますが、お仕事においてこれまででで一番の喜びや苦労は?

「海外でもたくさんお仕事をさせていただいていますが、シドニーでのお仕事が海外での初めてのお仕事でした。LGBTQのお仕事でしたが、自分の世界観が広がった瞬間でしたし、国や性別を超えて、すべてがフラットな世界だったので、とても楽しかったです。大変だったことは海外ということで、やはり言葉の部分で苦労をしました。また、コスメのプロデュースにおても、待っていてくれる方がたくさんいる分、とてもやりがいのあるものなんですが、嘘や妥協が嫌なので、コストの問題で難しいと言われた部分を妥協できずに、その交渉をするのがとても大変でした」

Qチームや仲間と一緒にお仕事をするうえで心がけていることは?

「自分のやりたいことやインスピレーションを伝えることを大切にしています。ズッチの気持ちを共有するイメージで伝えるようにしています。何かをやるときに、妥協をすることはありません。例えば撮影であればカメラマンさんもプロなので、自分のやりたいことをきちんと伝えるようにすると、120%のものが出来上がるのです」

Q仕事で行き詰まった時に突破する方法は?

「例えば、みんながプロだからと言って全部を取り入れてしまうと、まとまりがなくなり、行き詰まってしまいます。先ほど、出来上がるものが120%に仕上がるとお話ししましたが、みんなの意見を聞きながら、いいところをとって中和するようにしています。表現者であるズッチの意見をベースに、みんなの意見を取り入れていくようにしています」


Information
誰かのルールで、美しくならない。』
発売中/KADOKAWA
「美しさに、正解なんてない。」
誰かの”正しさ”や”常識”に縛られて、自分を見失いそうになる時代に、Zutti Mattiaは、自分だけの「美しさ」を信じて生きてきた。2歳で両親が離婚。母と兄はうつ病を患い、「自分がしっかりしなきゃ」と奮い立った幼少期。
いじめを受け、”周囲となじめない自分”に疑問を抱いていた小学生の頃――
祖母の「ダサい服を着てたら何も変わらない」という言葉が、Zuttiを”おしゃれ”へと導いた。
SNS総フォロワー173万人超。唯一無二のビジュアルと、ポジティブで”ありのまま”な発信で支持されるZuttiが、初めて明かす”心の履歴書”。本書には、葛藤と再生の物語、ジェンダー、美しさへの哲学、SNSとの向き合い方、そしてフォロワーにも語ってこなかった”本音”が詰まっている。
「”美のかたち”は人の数だけある。だから、自分が”なりたい自分”を信じていい。」読むたびに、自分の”好き”を信じたくなる。『誰かのルールで、美しくならない。』―“自分のまま”で生きていくための、強くてやさしいエッセイ。

Photograph=Kentaro Kanbe Text=Kaori Soma

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