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「こんな怖い話だったんだ…」童謡『森のくまさん』原曲の歌詞で…“クマのひと言”に波紋…「最近の被害を考えたら…」

  • 2025.11.10
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

童謡や手遊び歌の中には、明るく親しみやすいメロディーとは裏腹に、実は意外な背景を持つものも少なくありません。歌い継がれてきたその意味やルーツを知ると、見え方がガラリと変わることもあります。

最近、クマ被害が増加する影響を受けてか「実は童謡の『森のくまさん』って原曲は怖い歌詞だって知ってた?」という声がSNSで多く見られるようになっています。

日本でもおなじみの童謡「森のくまさん」。一見ほのぼのとした歌詞に思えますが、実はその原曲の歌詞が「意外と物騒」だということをご存じでしょうか?

原曲はサバイバルだった?「森のくまさん」の歌詞

「森のくまさん」は、アメリカの民謡を原曲とし、ボーイスカウトやガールスカウトなどのスカウト活動を通じて広まった曲とされています。「The Other Day, I Met a Bear」「I Met a Bear」「The Bear in the Forest」などのタイトルで広く知られています。

日本でも幼稚園や保育園で歌われることもあり、多くの方にとって聞き馴染みがある曲の一つでしょう。日本では「優しいクマが、女の子の忘れ物を渡しにきてくれる」といった、ほのぼのとした雰囲気の歌詞ですが、原曲の歌詞は実は少し「物騒」な雰囲気なのです。

作者不詳で、時代や地域によって少しずつ異なるバージョンの歌詞が存在しますが、その中から、原曲に近い形で伝わっている歌詞の一部を意訳してみました。

ある日 森で クマに出会った
見つめ合って お互いに警戒

クマは言った「なぜ逃げない?銃を持っていないのだろう?」
わたしは言った「いい考えだね。じゃさっそく逃げよう!」

走り出し 逃げ出した
でもすぐ後ろにはクマが!

目の前にあったのは 大きな木
一番低い枝は 3メートルの高さ
飛び上がったが 枝には届かなかった!

でも、落ちる途中で 枝をつかんでなんとかセーフ

そして物語は「この話はここで終わり。またいつかクマに会うまでは」と締めくくられます。もう2度とクマに会わないことを祈るばかりです。

このように原曲は、野生動物との遭遇にどう対処するかという“リアルな危機感”をコミカルに描いたものとなっているのです。

SNSでも「怖い」「ホラー?」と話題に

「森のくまさん」の元の歌詞について、SNSでは「こんな怖い話だったんだ」「森のくまさんの歌詞はホラーなのかもしれない」「童謡って意外と怖い」と、驚きの声が広がっています。

また、「最近のクマ被害を考えたら、怖い歌に聞こえてくる」「実際はクマのスピードから走って逃げることはできないよね…」「本当はクマは木にも登るから怖い」など、現在の日本でのクマ被害と照らし合わせて恐怖を感じたという声もありました。

「子ども向けにやわらげた歌詞になったのかな?」「海外の曲が全然違う歌詞で童謡として歌われている例ってあるよね」と、歌詞の違いに着目するコメントも。

背景にある「クマ出没」の現実

「森のくまさん」の歌詞がリアルに感じられる背景には、昨今の“クマ出没”の急増があるでしょう。

2025年10月30日には、総理大臣官邸で「第1回クマ被害対策等に関する関係閣僚会議」が開催されました。環境省の資料によると、2025年度(令和7年)は、東日本を中心にクマの出没件数が16,213件(4月〜8月)、人身被害者数は108人(4月〜9月)、死亡者は12人(4月〜10月)にのぼり、過去最多の水準に達しています。

こうした被害を受け、国は緊急銃猟の強化や、捕獲者の育成、ドローンやICT技術を活用した対策の強化にも乗り出していると発表しました。

童謡にひそむ“裏のストーリー”を知って

子どもの頃に何気なく歌っていた「森のくまさん」。その原曲に込められた緊迫感やメッセージを知ると、また違った印象を持つかもしれません。

童謡に秘められた“もうひとつの物語”。他の歌の背景にも目を向けてみるのも面白いかもしれませんね


参考:
クマ被害対策等に関する関係閣僚会議(首相官邸公式HP)
クマ被害対策等について(環境省)


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