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結婚を反対された娘の胸に芽生えた、母への複雑な思い【やさしさに焦がれる Vol.33】

  • 2026.2.20

■これまでのあらすじ

結婚と同時に彼の海外赴任についていくと母へ伝えた凜。ところが返ってきたのは、激しい反対だった。かつて母のために留学を諦めた凜にとって、その言葉は痛みを伴うものだった。結婚を祝福してくれる伯母は「親の許可なんて関係ない」と凜の背中を押すが、彼女の中には幼い日に母を守ると誓った記憶が根深く残っている。母と伯母、同じ“後悔”という言葉を使いながら、なぜこうも違うのか――。何とも言えない悲しさを胸に、凜は彼に問いかけた。「私って、お母さんに甘いのかな?」

■ズバッと言う伯母に思わず笑ってしまう彼

■反対されたのに…胸に浮かんだのは意外な感情だった

伯母から「母とは対等に話すべき」と言われたことを凜から聞いた彼は、その潔さに思わず笑みをこぼします。けれどすぐに、「どんな親でも、他人から悪く言われるのはいい気がしないよ」と優しくフォローを入れるのでした。

これまで母に関心を持たれないと感じてきた凜にとって、今回の反対は戸惑いと同時に、どこか嬉しさを伴うものだったのかもしれません。

「どうして認めてくれないの?」と心の奥で叫びながらも、凜は“やっと母が自分を見てくれた”と感じていました。

長い間届かなかった愛情を、ようやく確かめられたような気がしたのかもしれませんね。

(福々ちえ)

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