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「同じ言葉なのに温度が違う」“後悔しないで”と言うのは誰のため?【やさしさに焦がれる Vol.31】

  • 2026.2.20

■これまでのあらすじ

結婚を機に彼の海外赴任についていくと母に告げた凜は猛反対を受ける。子どもの頃から海外生活を夢見ていたが、かつて母のために留学を諦めた過去もある。母の怒りに戸惑う凜は伯母に相談するが、「大人なら対等に話すべき」と指摘される。さらに伯母は「結婚に親の許可なんて関係ない」と背中を押すが、凜には母に強く出られない理由があった。子どもの頃、父との関係に悩む母に「私がお母さんを助けるから離婚して」と伝えたため、その約束が今も彼女の心を縛っているのだった。

■約束したのに裏切って遠くへ行く…それはワガママ?

■伯母が凜に一番伝えたいこと

■同じ言葉を聞いているのに…感じ方はまるで違う

子どもの頃、「父の代わりに私がそばにいる」と母に伝えた――その言葉が、ずっと凜を縛りつけていたのかもしれません。

凜が母に気を遣い続けてきた理由を知った伯母は、「どこまでいい子なのよ!」と呆れながらも、心から姪の幸せを願っていました。

「後悔だけはしないでね」そう言って凜を励ます伯母。それは奇しくも、母が凜に投げかけた「後悔するわよ」と同じ言葉でした。

なのに、どうしてこんなにも温度差があるのだろう。母は私の幸せを願ってくれていないの?母を嫌いになりたくない――そう願いながらも、結婚を反対する母に凜は静かな悲しみを覚えるのでした。

(福々ちえ)

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