朝ドラで明らかになった“キャストの裏事情”「まさかのご本人！？」「役者魂だ」視聴者から“驚愕の声”『ばけばけ』【一週間解説】

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、第10週「トオリ、スガリ。」が放送された。ヘブン（トミー・バストウ）は松江の冬の厳しい寒さに、体調を崩してしまう。看病する中でトキ（髙石あかり）の気持ちに、変化が現れはじめるのだった。この記事では、一週間の見どころを視聴者の反応とともに振り返る。

※以下本文には放送内容が含まれます。

松江に厳しい冬がやってきた

松江にも本格的な冬が訪れ、初めて味わう松江の冷え込みに震えるヘブンを、トキは寄り添いながら温かく見守っていた。そんな折、松江中学の生徒・小谷春夫（下川恭平）がヘブンの忘れ物を届けにやって来る。風呂へ向かったヘブンを待つ間、トキと小谷は自然と会話を重ねる。どうやら小谷の目的は“トキと話すこと”だった様子。数日後、小谷がトキの家の前をうろつく姿をサワ（円井わん）が目にする。

リヨがヘブンに琴を披露する

リヨ（北香那）は引き続きヘブンに猛アプローチを仕掛けていた。日本文化に関心のあるヘブンのため、琴の演奏を披露し、高く評価されご満悦。一方トキは、タエ（北川景子）のもとで三味線の稽古を積み、その上達ぶりを褒められる。しかし再びリヨと顔を合わせると、リヨは「三味線や生け花をやられると自分の売りが霞む」と不満を募らせる。その数日後、錦織（吉沢亮）がぐったりしたヘブンを抱え駆け込んでくる。

公式SNSでは、髙石と北がそれぞれ楽器を演奏していることが、場面写真と共に紹介されて注目を集めている。

トキの三味線とリヨの箏（こと）は、稽古を重ねた髙石さんと北さんが実際に演奏されています。 お二人とも初挑戦の楽器だそうで、撮影前は大変緊張されていました。
出典：朝ドラ「ばけばけ」公式 放送中（＠asadora_bk_nhk）2025年12月2日の投稿より

この投稿に、視聴者からは「役者さんってすごい！」「まさかのご本人！？」「役者魂だ」など称賛の声が相次いでいる。

“通りすがりのただの異人”

松江の厳しい寒さによりヘブンは体調を崩してしまう。必死に看病を続けるトキのもとへ、小谷が見舞いに訪問。ヘブンを励まそうとする小谷だが、トキは衰弱するヘブンの姿に亡き傳（堤真一）を重ね、不安が募っていく。ヘブンは小谷を介し、「もし自分に何かあっても悲しまないでほしい」とトキへ伝えた。

自分のことを“通りすがりのただの異人”だと語るヘブンの言葉に、トキは思わず言葉を失う。せっかく心の距離が近づいてきたと思っていた矢先のひと言に、胸の奥に小さな寂しさが広がったのかもしれない。その表情には、これまでにはなかったヘブンを想う気持ちがにじんでいた。

小谷は気分転換にと、怪談ゆかりの地を巡る散策へ誘う。そのころ松野家では、サワから小谷がトキへ好意を寄せていると明かされ、家族に動揺が走る。

ヘブンが回復するも気になるのは…

小谷が彼女をもっと理解したいとサワのもとを訪ねると、そこへフミ（池脇千鶴）も加わり、気づけば松野家総出の“新婿候補・面談会”が開催されることに。司之介（岡部たかし）や勘右衛門（小日向文世）の質問にも誠実に答えた小谷は、ついに松野家公認の候補として応援を受けるまでになる。

一方その頃、体調が回復したヘブンはトキと錦織に改めて感謝を伝える。そして錦織を通して、トキが小谷とのランデブーを約束していたことを知る。ヘブンが、なるほどとだけ答えたことに、トキは反応の真意がつかめず、「私はただの女中ですし、そげなものなのかもしれませんが…」と錦織に本音を漏らす。

小谷とトキの仲を気にするヘブンの姿、そしてそんなヘブンを見てそわつくトキの様子に、視聴者からは「嫉妬してる？」「お互い意識し始めた？」といった声が寄せられ、2人の関係に少しずつ変化の兆しが見えてきたようだ。

いよいよトキと小谷はランデブーへ

いよいよ小谷との約束の日が迫る。トキに内緒で小谷を後押ししてきた松野家の面々も落ち着かない様子。出勤前、小谷は改めて正式にランデブーを申し込み、トキは了承する。迎えた当日、小谷が案内したのは怪談の舞台として知られ、トキにも馴染み深い清光院。気づけばトキが小谷をリードする形で2人の逢瀬は進み、やがて小谷は胸に秘めてきた想いを伝えようとする。

ヘブンの体調不良から始まった心の揺らぎが、新たな関係の転機を予感させる一週間となった。この小さな変化が、次週どんなドラマを生むのか注目したい。

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NHK連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE（新NHKプラス）同時見逃し配信中・過去回はNHKオンデマンドで配信