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「ふっくら」「激変!?」2025年ドラマで注目集める “2大女優”「美魔女よりリアル」…母親役に共感相次ぐ

  • 2025.10.16

ふっくら、“良妻賢母”を体現するビジュアル

仲間由紀恵さん(2015年9月12日、時事通信フォト)
仲間由紀恵さん(2015年9月12日、時事通信フォト)

北村有起哉さんが主演を務める「小さい頃は、神様がいて」(フジテレビ系)が、ドラマファンの間で注目を集めています。同作は、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」や、「最後から二番目の恋」(フジ系)など、多くの人気ドラマを手掛ける岡田惠和さんが脚本を担当。東京郊外にあるマンションを舞台に、さまざまな愛の形を描くホームコメディーです。

初回の平均視聴率は世帯5.0%、個人2.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高くなかったものの、SNSでは「面白かった」「雰囲気が良い」と称賛を受けています。小野花梨さんと石井杏奈さん演じる女性同士のカップルの描かれ方が、リアルだと高評価を獲得。近藤華さんや阿川佐和子さん、草刈正雄さんの演技もすばらしく、今後はWEST.小瀧望さんの出演もあり、令和の傑作ホームドラマとしておすすめできるドラマとなっています。

そんな同作で、特に評判がいいのがヒロインを演じる仲間由紀恵さんです。仲間さんは、北村さん演じる主人公・小倉渉の妻である小倉あんを担当しています。あんは、バリバリ働くキャリアウーマンでしたが、出産をキッカケに専業主婦となった家族を最優先にする母親。このあんを演じる仲間さんの演技が抜群に良く、ドラマの面白さを引き上げています。

あんは、良妻賢母な設定ですが、実は早くに結婚・子育てを経験したことで、自分の人生に未練や違和感を抱えている設定。そういった、葛藤や憂鬱を抱えながら、子どもや夫のために日々の生活を懸命に生きる母親の姿を、仲間さんが繊細かつ自然体の演技で表現しています。

夫である渉は、穏やかな性格で子どもとの関係もよく、仕事はそつなくこなし人付き合いも良好な普通の男性。ただ、能天気なところがあり、あんが抱えるちょっとした不満や悩みに気付けない性格をしています。そんな夫に向けられる、どこかさびしそうなあんの眼差しが非常にリアルで、SNSでも大きな共感を生み出しています。

また、仲間さんのビジュアルも、視聴者から共感を呼んでいる大きな要因の一つ。仲間さんは、代表作の「TRICKシリーズ」(テレビ朝日系)や「ごくせんシリーズ」(日本テレビ系)を演じていた頃と比べると、“激変”と言っていいほどふっくら体形となりました。今回のドラマ出演でも体形がSNSで話題に上がりましたが、「良い歳の取り方してるなぁと感じた」「すこーしふっくらするだけで湧き出てくる親近感たるや」と絶賛の声ばかり。体型の変化がプラスとなり、中年女性ならではの魅力をリアルに見せています。

ビジュアルの変化といえば、ここ最近ではNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演する、池脇千鶴さんが話題になったばかりです。池脇さんは、同作で高石あかりさん演じるヒロイン・松野トキの母・フミを担当しています。

初回から登場していますが、かなりふっくらしたビジュアルがSNSで話題となりました。ただ、批判的な意見は少なく、優しそうで安心感を与えるというコメントばかり。トキを抱きしめた際に見せた手が好印象を与え、「働く母の手でした」「ふくよかで年季の入ったお母さんの手」と大絶賛を受けています。

同じ時期に放送されているドラマで、ふっくらした体形が称賛を受けている仲間さんと池脇さん。これまでなら、芸能人が太るとネガティブな反応を向けられるケースが多くありました。では、二人はなぜ共感を集めたのでしょうか?

40~50代を迎える女性芸能人は、体形を維持するため美容にお金を掛け、若々しいビジュアルで“美魔女”と呼ばれるケースが少なくありません。そういった女優を否定するわけでは決してないものの、作品によっては美し過ぎるビジュアルが違和感を視聴者に与えることも。特に、ホームドラマで母親役を演じる際は、浮き世離れした美しさがドラマに合わない場合もあります。

そんな中で、仲間さんや池脇さんのように、リアルな40代に見える女優が視聴者から好感を持たれたと推測します。これからも、二人にはどんどん母親役が舞い込むことでしょう。

意外な部分で、注目を受けることになった仲間さんと池脇さん。それぞれ出演するドラマが期待できる作品だけに、どんな母親役を見せてくれるのか楽しみです。

(ゆるま小林)

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