1. トップ
  2. レシピ
  3. 【さらり、まとわせるだけでいい】ふくよかで軽やか。麻生要一郎さんの牡蠣のバターポン酢炒め

【さらり、まとわせるだけでいい】ふくよかで軽やか。麻生要一郎さんの牡蠣のバターポン酢炒め

  • 2025.10.10

涼しい風が吹き、深い味わいのつまみで飲みたくなる……。これからの季節にぴったりの一品を、麻生要一郎さんに習いました。さっとつくれる上に贅沢な美味しさなので、おもてなし料理にも。

【さらり、まとわせるだけでいい】ふくよかで軽やか。麻生要一郎さんの牡蠣のバターポン酢炒め

■牡蠣の美味しさを引き上げる、バターポン酢の妙

醤油とバターは誰もが認める鉄板の組み合わせ。だけれど、ポン酢とバターも負けず劣らず相性がいいんです。
「家では和食っぽいものをつくることが多い」という麻生要一郎さんお気に入りのバター料理が、牡蠣ときのこのバターポン酢炒め。「具材を油で炒めてから、仕上げに風味としてバターを入れる。これが旨いんです」(麻生さん)
ポン酢も火を止めた後に加え、さっと混ぜる程度。焦がしたり煮詰めたりしないため、バターの味わいと柑橘の爽やかな酸味、醤油の香ばしさが、実に程よくフレッシュに際立つ。牡蠣が美味しくなるこれからの季節、晩酌のお供にしたい一品です。

□“牡蠣のバターポン酢炒め”のつくり方


◇材料 (2人分)

牡蠣:1パック(大粒)
エリンギ:3個
バター:10g(食塩不使用)
あさつき:適量(小口切り)
ポン酢:大さじ1
小麦粉:大さじ1
菜種油:大さじ1


下準備
・牡蠣に片栗粉大さじ1をまぶしてから水洗いし、キッチンペーパーなどで水分をしっかり取っておく。
・エリンギは半分の長さに切ってから、繊維に沿って5mm幅に切る。

下準備
下準備

(1)エリンギを炒める
熱したフライパンに油をひきエリンギを入れる。満遍なく焼き色がつくまで炒めたらバットなどに取り出す。

エリンギを炒める
エリンギを炒める

(2)牡蠣を炒める
牡蠣に小麦粉をまぶす。フライパンに油(分量外)を少し足して牡蠣を入れ、強めの中火で両面に焼き色をつける。

牡蠣を炒める
牡蠣を炒める
牡蠣を炒める
牡蠣を炒める

(3)バターとポン酢を加える
2に1を戻し入れ、バターを加えてさっと炒める。バターがほぼ溶けたら火を止め、ポン酢とあさつきを加えてさっと混ぜて器に盛る。

バターとポン酢を加える
バターとポン酢を加える
完成
完成

□dancyu2025秋号の特集は、「バターとチーズ」。麻生さんは「井戸バター会議」に登壇、必見のバター料理を披露しています!


――教える人

「麻生要一郎 料理家」

実家の建設業、新島での宿の運営などと経て、弁当のケータリングやレシピ提供、エッセイの執筆など幅広く活躍。『365 僕のたべもの日記』『僕の献立 本日もお疲れ様でした』など著書多数。


文:宮内 健 写真:工藤睦子

元記事で読む
の記事をもっとみる