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子供が巣立った後の家…『リフォーム』と『住み替え』どちらがいい?お金のプロが徹底解説

  • 2025.10.22
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

子どもが独立して自分の時間が増えたとき、ふと考えてしまうのが「この家にずっと住み続けるべきか、それとも新しい住まいに引っ越すべきか」ということ。長年暮らした家に愛着はあるものの、広さや使い勝手は合わなくなってきたと感じることも多いですよね。

そこで今回は、住宅の「リフォーム」と「住み替え」のどちらがライフスタイルや将来設計に合っているのか、プロの視点からわかりやすく解説します。

リフォームと住み替え、それぞれの費用とメリット・デメリットとは?

子どもが巣立つと、家の使い方は大きく変わります。例えば、部屋数が多くても使わない空間が増え、掃除やメンテナンスの負担も重く感じるかもしれません。また、生活動線の見直しやバリアフリー化を検討したい場合もあります。こうしたとき、今の家でリフォームを行い快適さや機能性を高める方法と、より自分たちの希望に合った新しい家へ住み替える方法の2択が挙げられます。

お金の面から見ると、リフォーム費用は規模にもよりますが、一般的に戸建てで300万~2,000万円程度が相場と言われています。水回りの入れ替えや間取り変更であれば500万円前後で済むことも多いですが、大規模な耐震補強や断熱工事を含めると高額になることがあります。リフォームの最大のメリットは、長年住み慣れた場所に留まれること。隣近所との関係や通勤通学の利便性は変わりません。

一方、住み替えには新居の費用だけでなく、不動産売買にかかる諸費用(仲介手数料や登記費用など)、引越し費用などが必要です。こちらも総額で数百万円から3,000万円以上になることがあります。ですが、好みの立地や設備、新しい暮らし方への期待が大きい場合、一度に生活の質を大幅に向上できるのがメリットです。加えて、住み替え後の住居が築浅であれば修繕費の心配が少なくなる可能性もあります。

実際の選択にあたり重要なポイントと判断材料

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

リフォームか住み替えかを選ぶ際には、以下のポイントを整理しておくと判断しやすいでしょう。

まずは「どれくらいの費用を準備できるか」。自己資金、住宅ローンの借り入れ余力、リフォーム補助金などの利用可否をチェックします。次に「住み慣れた地域に住み続けたいか」。「駅近や買い物利便性を重視するか」などの希望条件も影響します。さらに、「住宅の状態や老朽度」も重要で、築30年以上の木造戸建は大掛かりなリフォームになることが多いため、住み替えの方が効率的という見解もあります。

加えて、老後の生活を視野に入れたバリアフリー対応や、省エネ改修の検討も外せません。住宅の耐震性能向上や断熱強化はリフォームでも進められますが、住み替えの際にこれらの新基準を満たす住宅を選ぶことも可能です。最終的には多方面の情報を集め、家族のライフスタイルや健康状態、資金計画と照らし合わせることが大切です。

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出典:マネーシップス 石坂貴史

未来の暮らしを描く住まい選び、安心して新しい一歩を

子どもの巣立ちを機に「今の家をもっと自分たちらしく変えたい」という気持ちや、「住み慣れた場所を離れて新しい環境で暮らしたい」という気分が湧いてくるのは自然なことです。リフォームと住み替え、どちらにも魅力と課題があり、人それぞれで選び方は異なります。これからの人生をどのようなペースで、どこで過ごしたいのか。

家計や健康状態など現実的な視点も踏まえながら、専門家や信頼できる情報を活用して納得のいく選択を目指しましょう。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。


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