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10月以降値上げが頻発する『自動車保険』→お金のプロが教える“乗り換えのポイント”とは

  • 2025.10.23
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多くの自動車保険で、保険料値上げの動きが相次いでいます。2025年10月から値上げを発表した保険会社もあれば、損害保険会社大手3社は来年1月から自動車保険料を値上げするという発表も。普段はあまり意識しない保険料ですが、値上げが頻発するとなると家計に影響を与えますよね。

これまで「このままでいいや」と思っていた方も、ちょっと立ち止まって自動車保険の見直しや乗り換えを検討してみるべきかもしれません。今回はファイナンシャルプランナーの観点から、値上げの背景と乗り換えのポイントをご紹介します。

値上げが続く自動車保険、その理由と影響

自動車保険の値上げの大きな理由は、車両修理費の高騰、自然災害による損害の増加が挙げられます。豪雨や川の氾濫により、さまざまな地域で水災が発生したのは記憶に新しいところです。

特に車両の修理費は自動車部品の価格が上昇しており、修理時の部品代が高くなっていることもあり、保険会社にとって支払い負担が重くなっている側面があります。

こうした値上げは家計の個々人の保険料負担を重くする一方でし、無意識のうちに「今の保険をそのまま更新する方が安いかも」と考えることが増えがちです。しかし、条件や補償内容をよく見直すと、別の保険会社やプランの方が費用対効果の面で優れている可能性があります。

賢く乗り換え!お金のプロが勧めるポイント

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

保険料の値上げが続く今こそ、自動車保険の乗り換えを検討しましょう。FPの立場から見て、乗り換え時に押さえたいポイントを4つにまとめました。

1、 保険料だけでなく補償内容を比較する

保険料の安さが安いことだけに目を向けると、補償内容の不足に気付かずに更新加入してしまうことがあります。保険は万が一のリスクに備えるものですから、必要な補償が備わっているか確認しましょう。例えば、車両損害や人身傷害の補償範囲、免責金額(自己負担額)、ロードサービスの充実度などですをチェックしましょう。これらを総合的に見て、自身のニーズに合った保険を選ぶことが大切です。

2、不要な補償は解約する

補償が充実していると安心感も大きくなる一方で、保険料負担が重くなります。不要な補償があれば、解約することで保険料を抑えることが可能です。たとえば、車両保険は自分の車の修理費用を補償する保険で、事故や自然災害による損害をカバーします。甚大な損害に備える性質ではないため、修理費用を貯金で賄える場合、解約を検討しましょう。ある程度の資産を持っている方は、無制限の対人・対物賠償補償以外は不要と考えても問題ありません。

3、年齢・等級・使用状況にフィットしたプランを選ぶ

自動車保険の料金設定は、ドライバーの年齢や運転経験、年間走行距離、車の使用目的(通勤・レジャーなど)によって変わります。保険会社によっては、これらの条件を細かく反映したプランを用意しているところもあり、見直しにより保険料を抑えられる場合があります。

たとえば、「業務使用」は、比較的保険料が高い一方で、「日常・レジャー使用」は低い保険料設定になっています。また、補填対象になる範囲が狭いほど、保険料を抑えられます。自動車の使用状況と契約内容が合っていない場合、条件の見直しを検討しましょう。

4、複数見積もりで相場を把握する

保険料は、保険会社によっても異なります。乗り換えの際は複数社の見積もりを取り、相場感を確認しておくことが賢明です。

たとえば、対利点型よりもネット型(ダイレクト型)の方が保険料を抑えられます。現在加入している保険会社や条件が近いプランと比較して、納得できる保険会社を選びましょう。

この秋は自動車保険の見直しを検討してみませんか?

2025年10月以降の自動車保険の値上げは、家計に与える影響が無視できなくなってきています。だからこそ、今のまま更新するのではなく、一度じっくり各社のプランを比較してみるのがおすすめです。保険料だけでなく補償内容やサービスの質にも注意し、自分の運転状況に合ったプランを選べば、お得に安心を手に入れられる可能性があります。

複数の見積もりを活用し、賢く乗り換えるポイントを押さえながら、この秋の保険選びを進めてみてはいかがでしょうか?


監修者:柴田 充輝

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,200記事以上の執筆実績あり。