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『老後の資産形成』どうしていく?『iDeCo』や『NISA』以外でおすすめの方法をお金のプロが解説

  • 2025.10.24
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後の生活資金を準備するための資産形成は、多くの人にとって大きな関心事です。近年はiDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)がよく知られていますが、これらだけが老後資産形成の方法ではありません。

では、それ以外にどのような選択肢があるのでしょうか?お金の専門家の視点を踏まえつつ、多角的に考えてみましょう。

新しい視点で考える老後資産の作り方

まず、老後の資産形成には「分散の考え方」が重要です。iDeCoやNISAは税制優遇があり魅力的ですが、運用商品は投資信託や株式などに限定されます。またiDeCoは途中解約が出来ないなど、流動性の面で制約もあります。そのため効率良く資産形成を行うためには、iDeCoやNISA以外の手法にも分散させるようにしましょう。

老後の生活費を公的年金だけに頼るのはリスクが高いという見解もあり、ゆとりのある老後を過ごすためには資産形成は欠かせません。具体的には、iDeCoやNISA以外の方法としては、不動産投資や積立型の保険、現物資産(たとえば金などの貴金属)、さらには自分のスキルを活用した副業や退職後の収入源開拓などがあります。

具体的なiDeCo・NISA以外のおすすめ資産形成手法

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

 

ここからは具体的に、iDeCoやNISA以外で老後資産形成に役立つ代表的な方法をいくつか紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知ることで、ご自身のライフプランに合った選択が見えてくるでしょう。

不動産投資

不動産投資は、安定した賃貸収入が期待できるケースが多く、長期的な資産形成に向いています。地方の戸建賃貸や都市部のマンション投資など、形態も多様化しています。また不動産は相続税の圧縮効果もあるため、相続対策としての効果も期待できます。不動産は現物資産であるため、インフレに対する耐性があると言われます。

しかし初期の資金負担が大きい場合や流動性が低い点など、計画的な資金管理が求められます。また、物件の維持管理費や空室リスク、地域の市場動向にも注意が必要です。

積立型の生命保険・年金保険

積立型保険は、保険と貯蓄を兼ね備えた商品です。一定期間積み立てながら保障も得られ、さらに生命保険料控除が利用できるため節税効果もあります老後に向けての資金を確保できます。契約時に払い込み期間や受け取り方法を選べるため、ライフスタイルに合わせた設計が可能です。

ただし保険料は長期にわたり支払うため、途中解約をすると、元本を割ってしまう可能性があります。加入時には、中途の条件や返戻率を理解しておくことが重要です。また、運用利回りは市場の投資信託と比べると控えめなことが多い傾向にあります。

現物資産(金など)への投資

金などの貴金属は、株式や債券など金融資産とは異なる動きを見せるため、「分散投資」の一環として注目されます。とくに金は「有事の金」と言われ、紛争などで世界情勢が不安定な際に値上がりする傾向があります。またインフレにも強く、金融商品のリスクヘッジとして一定割合を配分する方もいます。

ただし価格の変動が激しい時期もあり、短期的な値動きに左右されやすい面があります。株式・投資信託と違って、配当がないことも理解しておきましょう。現物の購入は管理の手間もあるため、金などに連動した金融商品を購入する方も増えています。

副業やスキルアップによる収入の多様化

老後に向けた資産形成は貯めるだけでなく、「稼ぐ」手段を増やすことも非常に大切です。例えば現役の頃から副業で新たな収入源を作ったり、資格取得や技術習得で定年後も働き続ける土台を作る方が増えています。

これにより公的年金や貯蓄だけに頼らず、収入面でのリスク分散が図れます。このような収入多様化は精神的な安心感にもつながるという見方があります。

幅広い選択肢から自分に合う老後資産形成を見つけよう

老後の生活資金を考えるうえで、iDeCoやNISAは強力な味方ですが、それ以外にもさまざまな手段があります。不動産投資、積立型保険、貴金属投資、さらに副業による収入多様化など、多くの選択肢から自分の状況に合った方法を選ぶことがより大きな安心につながるでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、リスクとリターンのバランスを意識しながら、長期的な視点で資産形成に取り組むことがおすすめです。専門家のアドバイスも活用しつつ、自分だけの資産形成プランをじっくり練ってみてはいかがでしょうか。


監修者:ゆきひろ

信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。