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優先席で「疲れてるんで…」とキッパリ断る若者に賛否両論。300人に聞いたリアルな“本音”

  • 2025.10.22
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

電車などにある「優先席」は、高齢者や身体の不自由な方、妊婦さん、乳幼児連れの方などが優先して利用できる座席として設置されています。

ですが、優先席を必要としている方が、座っている若者に「譲っていただけませんか?」と声をかけても、「疲れているので」と断られたという投稿がSNSで頻繁に見られます。

そこで今回は、疲労を理由に優先席を譲らないのはありかどうかについて調査してみました。

疲れているからを理由に優先席を譲らないのはあり?なし?

全国の18歳以上の男女300名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです!

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出典:TRILL調べ
  • 「あり」78票
  • 「なし」222票

今回のアンケートでは、「疲労を理由に優先席を譲らないのはなし」が多数という結果となりました。

寄せられた意見を、それぞれの内容ごとにまとめてご紹介します。

「疲労を理由に優先席を譲らないのはあり」という方の意見

疲労も優先席に座る理由になる

普通の人と比べて身体が多少なりとも不自由な人が座るべきという認識なので、疲労が蓄積している状況も不自由には違いないと思うから。
(30代男性・フリーランス・神奈川県)
私は基本的優先席に座らないが、優先席に座るくらいに疲れていたら危ないので譲らない理由になると思う。
(30代女性・会社員・千葉県)

譲ることは義務ではない

あくまでも優先なだけなので、疲れていてどうしようもない時に譲らないのは仕方ないと思う。
(30代男性・会社員・高知県)
疲れている度合いによるが、優先席を譲るのは絶対ではない。その時に居合わせた周りの人を見て、自分の体調とも相談して、できる範囲で譲ればいい。
(30代女性・会社員・東京都)

とても疲れているのなら仕方ない

立ち上がれないほど疲れているときってあるので、そういう場合はしょうがないと思うからです。
(50代女性・関東地方)

疲れている時は寝てしまっているので

疲れて座っている間、目を閉じて寝てしまっているので気付かないケースが結構多いため、ほとんど譲ることはない。ただ、気づいたら席を立つようにはしている。
(40代男性・会社員・関東地方)

「疲労を理由に優先席を譲らないのはなし」という方の意見

優先席を必要とする方のためのものだから

優先席を必要とされる方が来たら、そういう方たちのための席なので譲らなくてはいけないと思う。
(30代女性・フリーランス)
そのための「優先席」だと思うのでナシです。空いていたらアリですが、該当する方が近くにいるならナシです。
(30代女性・パート・埼玉県)

より優先されるべき人がいるから

疲れているという理由以上に、優先席を必要としている人がいたら譲る必要があると思います。
(40代男性・社会人・新潟県)
身体が動きにくくて立っていると危ない高齢者や、お腹の命を守っている妊婦など、もっと優先すべき人がいるから。
(30代女性・専業主婦・埼玉県)

疲労は優先席に座る理由にならない

「疲れているので」程度で譲らなくていいなら、優先席の意味がないと思う。電車に乗るのに、疲れていない人の方が少ないと思う。
(30代女性・フリーター・静岡県)
現代社会で疲れていない人なんておそらくいないのではないかと思いますし、疲れを優先席の座る理由として認めてしまうと普通席と何ら変わらない席になってしまうと感じるのでナシです。
(40代男性・自営業・埼玉県)

譲り合いの気持ちを忘れずに

JR東日本は、優先席について「ご高齢のお客さま、お身体の不自由なお客さま、内部障がいのあるお客さま、妊娠中や乳幼児をお連れのお客さまなどに優先してご利用いただく座席」とし、「優先席を必要とされる方に席をおゆずりください」と説明しています。

また、鹿児島市交通局は「身体障害者・ご高齢の人・妊婦・小さなお子様連れ・病気の人・けがを負っている人に譲ってくださるよう指定した座席」とし、「乗客の皆様には、譲り合いの気持ちを忘れず、互いにすすんで席を譲ってくださるようお願いいたします」と求めています。

優先席を利用すること自体は誰でも可能です。しかし、高齢者やお身体の不自由な方、妊婦さんなど、優先席を必要とする人がいれば、積極的に譲ることが求められています。

一方で、若くて健康そうに見えても、優先席を必要としているかどうかは、他者から外見だけでは判断できないこともあります。

公共交通機関を利用する際は、さまざまな事情を抱えている人がいることを忘れずに、マナーを守って乗車したいですね。


参考:
優先席・フリースペースのご案内(JR東日本)
優先席(鹿児島市交通局)


※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/10/17〜2025/10/21
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問
・有効回答数:300名


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