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あまりの過激さに海外の一部で“配信中止”の異例措置…強烈な“異質さを放つ”衝撃アニメとは?

  • 2025.10.20

2018年4月より放送されたTVアニメ『魔法少女サイト』。本作は残酷描写が数多く存在し、海外の一部では配信が中止になるほどだ。魔法少女アニメといえば、女の子が変身し魔法を使う可愛らしい作品を思い浮かべるかもしれないが、『魔法少女サイト』は強烈な“異質さ”を放っている。

いじめに虐待……海外の一部では“配信中止”に

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

2018年4月より放送された佐藤健太郎による漫画を原作とする『魔法少女サイト』は、謎のサイトである“魔法少女サイト”と出会い“ステッキ”を手に入れた主人公・朝霧彩が、魔法少女として過酷な運命に巻き込まれてしまう物語だ。鬱アニメとして挙げられることも多く、残酷な描写や展開が大きな見どころとなっている。

第1話は、彩が踏切で自殺未遂するシーンから始まる。中学2年生の彩は、学校で雫芽さりなたちのグループからいじめられており、いつも死ぬことばかり考えていた。さりなたちのいじめは酷いもので、彩の机と椅子には罵詈雑言が書かれ、ボンドがぶちまけられていた。加えて、トイレで暴力を振るうさりなに「やめて……」と言うと、「やめてくださいだろうが!!」と便器の中に頭を押し付けられ、おぼれかける彩。

学校で壮絶ないじめに耐える彩は、家の中でも居場所がない。彩の兄・朝霧要は優秀で、両親から大きな期待をかけられていた。要はそのストレスのはけ口として彩を利用しており、二人っきりの部屋で彩の腹を全力で殴り、首を絞める。苦しむ彩の姿を見て「たまんねぇなその顔……!」と笑いをこらえきれない要は、彩のことをストレス発散の道具としてしか見ていない。

そんな彩が出会ったのが、“魔法少女サイト”だ。彩はおもちゃの銃のような見た目をした“ステッキ”を手に入れ、襲いかかるいじめっ子を撃った。すると、いじめっ子の体が線路上まで飛ばされ、電車に轢かれて死んでしまったのだ。第1話からショッキングな展開の連続で、死亡者が何人も出た『魔法少女サイト』は、その残酷さゆえに海外の一部では配信が中止になった。

『魔法少女サイト』はひときわ“イレギュラー”な魔法少女もの?

魔法少女アニメと聞いて、あなたはどんなアニメを想像するだろうか。日本のアニメにおいて最初の魔法少女ものと呼ばれる1966年に放送された『魔法使いサリー』や、『美少女戦士セーラームーン』『カードキャプターさくら』『プリキュアシリーズ』などが有名で、きっとイメージしやすいだろう。近年では『株式会社マジルミエ』『前橋ウィッチーズ』のTVアニメの放送も記憶に新しい。

『魔法少女サイト』は、キラキラした魔法少女ものとは明らかに一線を画す。とはいえ、2011年に放送された『魔法少女まどか☆マギカ』を筆頭として、『結城友奈は勇者である』『魔法少女育成計画』といったように、鬱展開が特徴的な“変化球”と呼べる魔法少女ものも数多く存在する。同じ魔法少女アニメでも、癒されるような作品からズンと気分が沈んでしまうような作品まで、多岐に渡るのだ。

数ある魔法少女アニメのなかでも、残酷描写によって海外で配信が制限されたとされる『魔法少女サイト』はめずらしい。本作は、異質な魔法少女ものがもはや当たり前となった現代においても、ひときわイレギュラーな作品だといえるのではないだろうか。


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari