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工夫して5秒で計算してみて!「298×296」→5秒でチャレンジ

  • 2025.10.24
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三桁×三桁の掛け算をシステマチックに解いてみましょう。

〈インド式計算法〉を取り入れて挑戦するので、あまり見慣れない方法だと思います。

しかし、逆に知ってしまえば普通に筆算をするよりも早く解けるようになるので楽しいですよ。

問題

次の計算をしなさい。
298×296

最後に電卓でインド式計算法があっているかどうか試してみると気持ちいいですよ。

解説

この問題の答えは「88208」です。では早速〈インド式計算法〉を紹介します。

〈インド式計算法(三桁×三桁)〉
abc×xyzという三桁同士の計算だとして
・一の位:c×z
・十の位:b×z+c×y
・百の位:a×z+b×y+c×x
・千の位:a×y+b×x
・万の位:a×x
となる。ただし、計算結果が二桁の数になった場合は繰り上げる。

実際に計算してみましょう。298×296なのでa、b、c、x、y、zは2、9、8、2、9、6が当てはまります。

さて、一の位から順に計算していくと

・一の位=c×z=8×6=48
・十の位=b×z+c×y=9×6+8×9‎=126
・百の位=a×z+b×y+c×x=2×6+9×9+8×2‎=109
・千の位=a×y+b×x=2×9+9×2‎=36
・万の位=a×x=2×2‎=4

となります。繰り上がりが多くあるので、位ごとにまとめていくと

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上の図のようになり、答えは88802となります。

まとめ

今回のインド式計算法はややこしい部分がありますが、きちんと図にまとめてみると整理しやすいですね。

それでも慣れないうちは戸惑ってしまうので、何度か練習してみるとだんだん染み付いてきますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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