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発想も技術も最先端。 肌の未来を変える期待の新知見スキンケアを解説

  • 2025.9.6

先進のサイエンスで画期的アプローチを叶える2品

続々と秋の新作が登場するなか、いち早く情報をキャッチしている貴子先生の注目アイテム&お気に入りは?「まずは第7世代に進化したポーラの B.Aクリーム。“膜感”がないのに、リフトアップが実感できる本格エイジングケアで、たるみ予防が期待できます。また、キャッチーなのはゲラン。まるで綿菓子のようなビーズを、シュワシュワと溶かすリチュアルが楽しく、 女心をくすぐりますね。パワフルな実感もあり、毛穴悩みがある人におすすめ」

ポーラは、ダイナミックに再生を繰り返す毛髪にある“毛包”のターンオーバーをヒントに、肌再生のカギとなる成分を発見。みなぎるハリが感じられ、濃密なのにシュッと溶け込むようなテクスチャーがクセになる。“直線のない”エッジィで有機的なデザインも存在感抜群だ。

ゲランは ‒40°Cでフリーズドライしたビーズに、既存のオイルセラムをブレンドすることで、 配合が難しい成分を最大限に肌へ届けることが可能になった。7日間の集中ケアで、ビーズをひとつずつ使うプロセスに美肌への期待が高まる。

毛包の再生力にヒントを得て、リカバリー力を最大限にブーストさせるケアを新提案。再生に欠かせないタンパク質の働きをサポートすることで、異次元のハリ、弾力を実感。B.A クリーム 30g ¥38,500(9月1日発売)/ポーラお客さま相談室
毛包の再生力にヒントを得て、リカバリー力を最大限にブーストさせるケアを新提案。再生に欠かせないタンパク質の働きをサポートすることで、異次元のハリ、弾力を実感。B.A クリーム 30g ¥38,500(9月1日発売)/ポーラお客さま相談室
美容成分をフリーズドライして固めた綿菓子のようなビーズを、別売りのオイル セラムとブレンドして使う7日間の集中ケア。高濃度のヒアルロン酸とビタミンC、そしてブラックビーハニーの力で、溜まりに溜まった肌疲労やダメージを一気に回復へと導く。アベイユ ロイヤル ビー ラボ ショット 7 個入り ¥8,580/ゲランお客様窓口
美容成分をフリーズドライして固めた綿菓子のようなビーズを、別売りのオイル セラムとブレンドして使う7日間の集中ケア。高濃度のヒアルロン酸とビタミンC、そしてブラックビーハニーの力で、溜まりに溜まった肌疲労やダメージを一気に回復へと導く。アベイユ ロイヤル ビー ラボ ショット 7 個入り ¥8,580/ゲランお客様窓口

コスメの可能性を広げる革新的ラグジュアリーケア

クレ・ド・ポー ボーテは麹菌メーカーとの協働により生み出された希少な発酵成分を、初めてローションに配合。“潤いを与え、キープし、乾燥への抵抗力を高める”という、ローションの原点ともいえる機能を強化&効率化しており、ベーシックケアのアップデートをしたい人に最適だ。 フレッシュで軽やかなテクスチャーは、残暑が厳しい時期にも心地よく使える。

植物を活用したラグジュアリーケアで知られるシスレーは、ブランド最高峰美容液がリニューアル。まるで時を巻き戻すかのようなパワフルな肌実感がありながらも、羽衣のように肌へ寄り添うオイルインセラムの質感が素晴らしく、“テクスチャーが重そう”というエイジングケアコスメのイメージを覆してくれる。いずれもユニークな視点がありながら、“コスメでできること”の可能性を拡張する、イノベーティブな一品ばかりなのだ。

発酵エキスを多量に含むローションにはアミノ酸が豊富。細胞間脂質を整列させ、豊富なNMF(天然保湿因子)で満たすことで理想的な角層をつくりだす。皮脂でテカリやすい肌や暗くくすんだ肌にも効果てきめん。ローションエサンシエル C 170mℓ ¥14,300/クレ・ド・ポー ボーテ
発酵エキスを多量に含むローションにはアミノ酸が豊富。細胞間脂質を整列させ、豊富なNMF(天然保湿因子)で満たすことで理想的な角層をつくりだす。皮脂でテカリやすい肌や暗くくすんだ肌にも効果てきめん。ローションエサンシエル C 170mℓ ¥14,300/クレ・ド・ポー ボーテ
長寿美肌研究から生まれ、老化細胞へのアプローチを叶えるパワフルな美容液。皮膚や血管、免疫機能に着目し、活力があふれだす肌へ。シスレイヤ インテグラル エッセンシャル セラム 30mℓ ¥79,200<br /> (9月1日発売)/シスレージャパン
長寿美肌研究から生まれ、老化細胞へのアプローチを叶えるパワフルな美容液。皮膚や血管、免疫機能に着目し、活力があふれだす肌へ。シスレイヤ インテグラル エッセンシャル セラム 30mℓ ¥79,200 (9月1日発売)/シスレージャパン

一発逆転は存在しない。日々の積み重ねが未来の美肌をつくる

とはいえ、昨今は美容医療が手軽なチョイスとなったこともあり、予算の観点からも、コスメによるケアは“最低限”という人も多いよう。魔法にも思える美容医療の、いわゆる“一本足打法”だけで、我々の肌の若々しさは キープできるのだろうか。貴子先生はこう指摘する。

「あくまでも、スキンケアと美容医療は“両輪”です。乾燥している肌には、シミを取るレーザーが効きにくいですし、肌のターンオーバーが整っていないと、術後のリカバリーは期待できません。美容医療を受けるからホームケアはサボってOK、 ということでは決してなく、毎日のスキンケアを行ってこそ、美容医療が“効く肌”になります。

また、自分を過信して、年齢を重ねても“まだいける”と思っている人も要注意。日頃から予防的なスキンケアをしておかないと、いずれ本格的なオペでしか解消できないエイジングサインが出る可能性があります。慌てる前に、日々のケアで芽を摘んでおきましょう」(貴子先生)

つまり、 美容医療をやるにせよ、やらないにせよ、毎日のケアは必要であり、“美肌に一発逆転はない”ということ。少々面倒に思えるかもしれないが、ラグジュアリーな使い心地で“プロセスをも楽しめる”秋の新作なら、お手入れを始めた頃の楽しさやハッとするような変化を、きっと感じられるはずだ。

話を聞いたのは……

TAKAKO

貴子。皮膚科医、松倉クリニック代官山院長。美容皮膚科医であり、最新コスメ情報にも精通。ロジカルな解説に定評があり、自身でもさまざまな美容法を実践。圧巻のスタイル&美貌で知られ、コスメやサプリのブランド「Takako Style」の開発・監修も手がけている。

問い合わせ先/ポーラお客さま相談室 0120-117111

ゲラン お客様窓口 0120-140-677

クレ・ド・ポー ボーテ 0120-86-1982

シスレージャパン customerservicejp@sisley.fr

Text: Kiriko Sano Editor: Misaki Kawatsu

※『VOGUE JAPAN』2025年9月号「強い肌を再構築。 晩夏から始めるスキンリカバリー」転載記事。

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