『お金に困らない人』のカバンの中には共通点があった…真似できる“節約思考のヒント”とは？【FPが解説】

2025.10.14

『お金に困らない人』はどのような生活をしているのでしょうか？実は彼らのカバンの中には、日常生活でお金を賢く使い、節約上手になるヒントが隠されているのです。

今回はファイナンシャルプランナー（FP）が教える「お金に困らない人のカバンの中身」とそこから学べる節約思考のコツを分かりやすくご紹介します。誰でも簡単に実践でき、家計の見直しに役立つポイントを押さえれば、あなたの財布も喜ぶはずですよ。

お金に困らない人のカバンに共通するのは“計画性”と“シンプルさ”だった

まず、抑えたいのは「お金に困らない人」は、ただ単に収入が多いから裕福というわけではないという点です。彼らは、お金の使い方に計画性を持ち、「必要なものだけ」をしっかり把握して、持ち歩く習慣があるのです。そうした人のカバンには「予算管理がしやすいツール」「不必要な消費を抑えるための工夫品」「緊急時用の備えグッズ」が必ず揃っています。

たとえば、現金派の人は「予算に合わせて使い切る現金」を事前に決めて持参。現金派の人は、あらかじめ「今使う分の金額」を決めて財布に入れています。

一方、キャッシュレス派は、カード類をコンパクトに揃え、利用明細やポイント管理アプリを活用して、支出を常にチェックしています。どちらも共通しているのは「感覚で使わずきちんと把握」と「無駄遣いを抑えるマインド」が根底にあることです。加えて、「買い物リストをスマホのメモに入れて持ち歩く」「繰り返し使えるエコバッグを持っている」「マイボトルの持参」など、余計な買いものを抑制する小さなアイテムも欠かせません。

これらは、日々の生活の中で自然と節約へつながり、結果として、お金に困らない安定した家計を支える大きな柱になっています。

実践しやすい節約思考のヒント。日常に取り入れたい４つのポイント

それでは、そんなお金に困らない人の節約思考から学べる具体的なヒントを紹介します。すぐに真似できるものばかりなので今日からでも取り入れてみてください。

“予算管理ツール”は必ず持ち歩く
スマホの家計簿アプリや紙のノートで毎日の支出を記録し、予算を意識すること。カバンに必ず入れておくことで、外出先でもお金の流れを把握しやすくなります。
必要最低限の現金を用意する
クレジットカードや電子マネーが普及していますが、あえて使いすぎを防ぐために「これだけ」と決めた現金だけを持ち歩く人も多いです。無駄な衝動買いを防ぐ効果があります。
買い物リストを持つ
スマホやメモ帳に買うべきものだけを書いておき、その日に必要のないものは買わない意志を固める。衝動買いの抑制につながります。
日常品は持参し再利用で節約
ペットボトルの水やカフェのドリンクを買う代わりに、マイボトルを持ち歩く人もいます。100円～200円のペットボトルを毎日買っていたらそれだけでも3000円以上の出費になるので、些細な出費を増やさないことも大切です。

手軽に始めて続けることが節約成功のカギ。カバンの中から始めるお金の賢い使い方

お金のやりくりは、特別な知識や大きな努力が必要と思うかもしれません。が、実は、カバンの中身を見直すだけでも、大きな効果が期待できます。計画的に「何を持ち歩くかき」「何に使うか」を考えた習慣は、無駄な出費を自然と避ける習慣づくりになります。つながるからです。

お金に困らない人のカバンの中身と、そこから学ぶ節約思考は、「お金の管理は難しい」ではなく、「身近な工夫でできる」と気づかせてくれます。今日から少しずつ持つものを見直し、シンプルで＆計画的なお金の使い方を、意識してみてはいかがでしょうか？

節約はやりすぎると息苦しくなりがちです。しかし、が、必要なところにしっかり使い、大切なことは我慢しないのが長続きの秘訣です。そのためにも、まずは「自分のカバンの中身」を見直し、そこからお財布の未来を豊かにする一歩を踏み出してみましょう。

監修者：石坂貴史

証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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