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【老後2000万円問題】理想の老後について「老人ホーム」に対するイメージ…ぶっちゃけると

  • 2025.9.3

老後の理想的な暮らし

老後の理想的な暮らし
老後の理想的な暮らし

老後2000万円問題といわれる中、未来に対して漠然とした不安を抱えている人は多いはず…。そこで今回、介護職の求人に特化した検索エンジン型のウェブサイト「ケアワークス」が行った「老人ホーム」に関する意識調査を参照しながら、みんなの考えるリアルな老後について紹介していきます。調査は2025年8月1日〜2日、30代から50代の男女300人を対象に行ったものです。

「将来、老後はどのような暮らし方が理想ですか?」という質問に対して、「できる限り自宅で暮らしたい」が40.3%で最も多い結果となりました。次いで「必要になったら老人ホームに入りたい」が22.0%、「わからない/考えたことがない」が32.0%、「早めに老人ホームに入って安心したい」が5.7%という順番でした。老人ホームへの入居を希望する人は全体の27.7%にとどまり、多くの人が可能な限り自宅での生活を続けたいと考えていることが明らかになりました。

老人ホームに対するイメージを複数回答で聞いたところ、「費用が高いイメージ」が53.7%で圧倒的に多く、次に「スタッフが大変そう」34.7%、「周りの人とうまくやっていけるか不安」29.3%が続きました。

自由記述回答では、費用・経済的負担への懸念として「とにかく費用が高い、年金では入居できない」(男性・50代)、「貧乏人には縁がない」(女性・50代)といった声が多く寄せられました。また、自由・プライバシーの制限への不安では「自由な行動ができない」(男性・50代)、「窮屈で自分の好きなように生活できなさそう」(男性・30代)などの意見がありました。

さらに、スタッフの質・虐待への懸念として「介護を理由にした虐待に耐えなければならない」(女性・40代)、「虐待のニュースがあるから怖い」(男性・30代)という深刻な不安の声も上がっています。

老人ホーム入居時に気になることを複数回答で聞いた結果、「費用がどのくらいかかるのか」が54.7%でトップ、「介護スタッフが信頼できそうか」が49.3%、「プライベートな空間が確保されているか」が39.7%という結果でした。

最も重視するものを一つ選ぶ質問では、全体では「費用がどのくらいかかるのか」26.3%、「介護スタッフが信頼できそうか」25.0%、「プライベートな空間が確保されているか」23.3%の順となりました。興味深いことに、年代別で見ても大きな違いはなく、30代、40代、50代のいずれの世代でも費用、スタッフの信頼性、プライベート確保が上位を占めています。

老人ホームに関する情報を見聞きした経験については、「ほとんどない」が30.7%、「全くない」が28.7%で、合わせて約6割(59.4%)の人が老人ホームに関する情報にほとんど接触していないことがわかりました。

また、今後の情報収集意欲については「わからない」が49.3%で最も多く、約半数が明確な意向を持っていません。「はい」26.0%と「いいえ」24.7%はほぼ同程度となり、積極的に情報を求める層と求めない層が拮抗している状況です。

老後に関する不安について自由回答で聞いたところ、経済的不安では「年金がもらえるかどうかが心配」(男性・30代)、「老後2000万円問題」(女性・30代)などの声がありました。健康・身体機能への不安では「健康でいられるかどうか」(女性・40代)、「いつまで自力で生活できるか」(女性・40代)といった意見が多く、孤独・家族関係への不安として「一人暮らしの不安・孤独死の心配」(男性・50代)、「子供や身内に迷惑をかけたくない」(女性・50代)という声も寄せられました。

調査結果を受けて同社では、老後不安は大きいものの老人ホームに対する情報感度は低いという現状を指摘し、老人ホーム側からの積極的な情報発信により、ネガティブなイメージの改善や老後不安の解消につながる可能性があるとしています。

(LASISA編集部)

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