1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【知らないと損?】“月400円” で将来もらえる 《年金》 が増える!「付加年金」制度って、なに?

【知らないと損?】“月400円” で将来もらえる 《年金》 が増える!「付加年金」制度って、なに?

  • 2025.9.3

自営業者、国民年金加入者は注目

年金のイメージ
年金のイメージ

「このままだと、将来年金だけでは暮らせないかも……」。そう不安に思っている人にこそ知ってほしいのが、付加年金です。付加年金は月々たった400円の上乗せで、将来もらえる年金を着実に増やせる制度。自営業者や国民年金の人にはかなりお得な仕組みです。気になるその特徴と、向いている人や注意点について解説します。

付加年金とは、国民年金に上乗せして加入できるプチ年金制度のことです。毎月の保険料に月額400円を上乗せするだけで、将来もらえる年金額を増やせます。

年金としてもらえる金額は「200円 × 納付月数」で計算され、生涯にわたって支給されるのが特徴です。例えば、10年間(120か月)付加年金を納めた場合を見てみましょう。

計算式は「200円 × 120か月」で、年間2万4000円が年金に上乗せされる計算になります。これを12か月で割ると、月2000円受け取れる計算です。つまり、老後に毎月2000円を上乗せした年金が、一生もらえることになります。

一方、支払う額は「400円 × 120か月」で合計4万8000円。年金として月2000円もらえるので、2年で元が取れて、以降はずっと得をし続けることになります。

納付期間が長いほど将来受け取れる年金も増えるため、早めに加入するとより大きなメリットが得られます。

対象者は、自営業やフリーランスなどの国民年金第1号被保険者です。会社員や公務員、その配偶者は対象外になります。

申し込み方法は、市区町村の年金窓口で手続きをするだけです。申し出をした月から付加年金の納付がスタートします。

付加年金は、少ない負担で将来の年金を上乗せできる制度です。健康に自信があり、長く年金を受け取る見込みがある人や、大きなリスクを避けつつ確実に老後資金を増やしたい人に向いています。

一方で注意点もあり、代表的なものは次の3つです。

・納付期間が短いと、将来の上乗せ額が少なくなる 付加年金の加入期間が短いと、それだけ納める金額が少なくなるため、将来受け取れる年金の上乗せ分も少なくなります。

・国民年金基金に加入していると利用できない 付加年金と国民年金基金は併用できないため、すでに基金に加入している人は利用できません。

・65歳以前や早期に亡くなると損することがある 付加年金は、長生きするほどお得になる仕組みです。一方で、年金を受け取る前に亡くなった場合は、支払った分の付加保険料は返ってきません。

また、受給開始から2年以内に亡くなってしまった場合も、支払った額より受け取る額が少なくなるため、損をする可能性があります。

自分の将来の見込み年金額は「ねんきんネット」で確認できます。まずは、現状の年金額を知ることから始めてみましょう。

月400円で年金を一生上乗せできる「付加年金」は、国民年金加入者にとって心強い制度です。条件に合う人にとっては、将来への備えとして検討する価値が十分にあるでしょう。加入期間やほかの制度とのバランスを考えながら、自分に合った形で活用してください。

(奏かえで)

元記事で読む
の記事をもっとみる