どうやって計算するか覚えてる？「底辺6cm、高さ4cmの平行四辺形」→面積は？

2025.12.11

平行四辺形の面積は小学校の算数で学びますが、実際に問題として出されると迷ってしまうこともありませんか。

今回は、公式の使い方と成り立ちを確認しながら、平行四辺形の面積を求めてみましょう。

問題

次の平行四辺形の面積を求めなさい。

平行四辺形の底辺と高さが分かっているとき、どのように計算すればよいでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「24(cm2)」です。

平行四辺形は、底辺6cm、高さ4cmなので、次のように計算できます。

平行四辺形の面積
=底辺×高さ
=6×4
=24

公式に当てはめるだけで、簡単に求めることができますね。

平行四辺形の面積の公式

平行四辺形の面積は「底辺×高さ」で求められます。

三角形や台形の面積公式には「÷2」が含まれることがあるため、混乱してしまう人もいるかもしれません。

では、平行四辺形にはなぜ「÷2」が不要なのでしょうか。

その理由は、平行四辺形の一部を切り取って反対側に移すと、長方形の形に変えられるためです。

長方形の面積は「縦×横」で求めますが、この縦と横が平行四辺形の高さと底辺に対応しています。

こうして考えると、平行四辺形の面積が「底辺×高さ」で求められることが納得できますね。

まとめ

平行四辺形の面積は、とてもシンプルな公式で求めることができます。

ただ覚えるだけでなく、公式が成り立つ理由まで理解しておくと、ほかの面積問題を解くときにも大いに役立ちます。

図形の性質に触れながら学ぶと、算数・数学がもっと面白く感じられますよ。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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