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『老後破綻』を防ぐには“買わない勇気”が必要だった…プロがすすめる『シンプル家計術』とは

  • 2025.10.26
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後の生活費や年金の問題が話題になる昨今、「老後破綻」という言葉も耳にすることが増えています。実際に多くの人が将来の資金に不安を抱えている状況です。でも、老後資金を整えるには大きな節約や難しい資産運用をしなければならないわけではありません。むしろ、買い物の習慣を見直し、“買わない勇気”を持つことがシンプルで効果的な方法として注目されています。

今回は、プロがすすめるシンプルな家計術を通して、将来の経済的不安を軽減するヒントを探っていきましょう。

買わない勇気とは何か?シンプル家計術の本質

「買わない勇気」とは、欲しいものや必要だと思うものを衝動的に購入するのではなく、本当に必要かどうかを冷静に見極めて判断する意思のことです。

なぜこの「買わない勇気」が老後の経済的な安定を守るカギになるのでしょうか。現代の消費社会では、便利さや流行、広告の影響によって、つい不要な買い物をしてしまうことがあります。こうした支出が積み重なると、毎月の家計を圧迫し、将来の貯蓄や投資にまわす余裕が少なくなってしまいます。

老後は定期的な収入が減る一方で、医療費・介護費・住居費などの支出が増える傾向があります。多くの人が感じる「老後資金の不安」は、こうした支出構造の変化に原因があります。だからこそ、現役世代のうちから支出の習慣を見直し、生活費の基盤を整えておくことが大切です。「買わない勇気」は、単なる節約とは少し違います。物を買う前に一度立ち止まり、自分にとって本当に価値のある支出かどうかを見つめ直す習慣です。それは「お金を使わない」ことではありません。限られたお金をより充実した生活に生かすための考え方ともいえます。

“買わない”がもたらす暮らしの余裕と未来

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的に「買わない勇気」をどのように家計管理に取り入れていくのか。プロがすすめる方法のひとつに「支出の棚卸し」があります。まずは過去数か月の支出を詳しく書き出してみて、本当に必要なものと「無意識に買っている」ものを区別することからスタートします。

たとえば、家族のためにと買った日用品や食材は無理に削る必要はありませんが、毎月のようにある衝動買いやポイント還元に釣られて増えた無駄遣いは「買わない選択」を検討してみる価値があります。また、クレジットカードの利用履歴も分析してみると、つい余計なものまで買っている傾向が見えてきます。

次に、買い物をする際に「本当に必要で今買うべきか」を自分に問いかける習慣が効果的です。たとえば、ほしいと思ったものは数日置いてみたり、リストを作ってまとめ買いに切り替えたりする工夫も有効です。

こうしたシンプルなステップが積み重なれば、自然と支出が抑えられて貯蓄や投資に回す余裕ができるでしょう。結果的に老後の資金不足のリスクを減らせる可能性があります。重要なのは、無理に我慢するのではなく「賢く選ぶ勇気」を持つこと。その積み重ねが長い目で見た安心感につながるのです。

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出典:マネーシップス 石坂貴史

未来を見据えた選択でお金に困らない老後を

プロがすすめるシンプルな家計術は、節約や貯蓄のプレッシャーを感じずに、日々の小さな選択を積み重ねる方法です。これからの時代、老後破綻のリスクに対して無理なく備えるには、何かを大きく我慢するのではなく、「買うか買わないか」の選択そのものにじっくり向き合うことが鍵のひとつになるかもしれません。

あなたの未来が、穏やかで安心できるものとなるよう、まずは日常生活の中で“買わない勇気”を試してみませんか。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。


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