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劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』22年越しに登場した“1人の男” 異質な存在感を放つも“まさかの事実”に「マジかよ」

  • 2025.9.29
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(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

2022年4月に公開された劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』。本作では、22年前にTVアニメの2時間スペシャルとして放送されたエピソード“揺れる警視庁 1200万人の人質”に登場する爆弾犯がなんと再登場し、SNSで話題を集めた。また、名前がないにもかかわらず作中で異例の扱いを受けている彼を、“伝説の男”と呼ぶ視聴者も現れている。

22年越しの因縁――『ハロウィンの花嫁』に再登場した爆弾犯

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の冒頭で登場した、爆発する首輪をつけた男。じつは、この男は22年前に放送された2時間スペシャルにて描かれた“揺れる警視庁 1200万人の人質”でも登場していたキャラクターだ。7年前に萩原研二を、3年前には松田陣平を爆弾によって殺害したこの男。そんな彼が劇場版で脱獄し、冒頭で再び姿を現したのだ。

22年の時を経て再び登場した爆弾犯についてSNSでは「あれこいつ…と思ったらあの時のやつやん!ってなった」「過去の強敵が再登場」「マジかこいつか」「まさか原作の登場人物が死ぬとは…」「CV中田譲治さんってのが豪華すぎるのよ」と、驚きの声があがった。爆弾犯の顔に見覚えがあるファンにとって、劇場版での彼の再登場は予想外だったに違いない。

劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』は、高木渉と佐藤美和子にスポットが当てられたほか、安室透(あむろとおる)こと降谷零(ふるやれい)をはじめとした萩原・松田・諸伏景光(もろふしひろみつ)・伊達航(だてわたる)といった“警察学校組”と呼ばれるメンバーが登場。警察学校で同期だった5人は、強い絆で結ばれており、彼らを描いたスピンオフ作品『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』も制作されている。

また、安室以外の警察学校組のメンバーは、全員殉職している。松田と萩原が亡くなった原因が同じ爆弾犯による事件だったこともあり、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』における爆弾犯の再登場と爆発による死亡は、因縁の決着ともいえるだろう。

重要人物を奪ったのに名前なし?エンドロールでも“男”のみ

他に例を見ないような存在である爆弾犯だが、彼には名前がない。劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』のエンドロールでも、“男”としか表記されていなかった。彼は、2時間スペシャルの犯人として登場した22年後、劇場版に再登場したいわゆる“出世キャラ”だ。加えて、安室の同期である松田と萩原という重要人物を殺害している。名前がつけられていないキャラクターは、“モブキャラ”と呼ばれることもあるが、彼はとっくにその域を超えているのではないだろうか。

名前がない爆弾犯についてSNSでは「そういやこいつ名無しか」「これで名前無いの事件だろ」「異名が欲しい」「そういえば名前、出てませんでしたっけ?こいつ」「マジかよ」との声があがった。

『名探偵コナン』シリーズのなかでも大人気キャラクターである安室と同じ首輪をつけられたという点でも、異例の扱いを受けている爆弾犯。そんな彼が“伝説の男”とSNSで話題になったのは、必然だったのかもしれない。


ABEMAにて「名探偵コナン」劇場版関連TVエピソードも配信中!
[番組URL]https://abema.tv/video/title/415-8
【(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari