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これどうやって計算するか覚えてる?「3×(−4)^3」→正しく計算できる?

  • 2025.10.23
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累乗を含む計算方法は忘れてしまっている方が多いかもしれません。

忘れてしまっていたとしても「厄介だ」という印象を持っていると思います。

今回はそんなめんどくさい累乗の計算について復習していきましょう。

これを読めば、一度習ったことのある計算方法をバッチリ思い出すことが出来ますよ。

問題

次の計算をしなさい。
3×(−4)^3

累乗が含まれているのは(−4)^3の部分ですね。

解説

この問題の答えは「−192」です。まずはメインである(−4)^3を計算してみましょう。

累乗
・同じ数を何度か掛ける計算のこと。
例、4^2=4×4

今回は(−4)を三回掛けます。(−4)×3としてしまわないように注意して、

(−4)^3
=(−4)×(−4)×(−4)
=16×(−4)
=−64

ここまで計算出来れば、残りは単純な掛け算ですね。

3×(−4)^3
=3×(−64)
=−192

答えを求めることが出来ました。

累乗の計算のポイントをしっかり振り返ってミスをしないようにしましょう。

〈累乗の計算の注意点〉
・4^2=4×2というように、ただの掛け算にしないこと。
・(−3)^2=(−3)×(−3)のようにマイナスを含めて累乗する場合と、−3^2=−(3^2)のようにマイナスを含めず累乗する場合がある。

特にマイナスをどうするかで答えの符号が変わってしまうので、問題の式をよく観察しましょう。

まとめ

累乗の計算は掛け算の特殊な場合と覚えておくことで、その計算方法を忘れにくくなります。

また、定期的に計算問題を解くことも忘れにくくする重要なポイントです。忙しい時間の合間を縫って、頭の体操がてらまた挑戦してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


もう一問挑戦!

どうやって計算するか覚えてる?「10×(−10)^3」→正しく計算できる?
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