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「お父さんはいないの?」役所職員の一言が物議…育児書類の「保護者欄」、誰を書く?

  • 2025.8.26
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出典:photoAC(写真はイメージです)

子育てをしていると、役所や学校、病院などでさまざまな書類を記入する機会があります。

SNSで、「市役所に提出する、子ども関係の書類の『保護者』の欄に夫ではなく私(母親)の名前を書いたら、役所の人に『お父さんはいないのですか?普通はお父さんの名前を書くものですよ』と言われて嫌だった」といった趣旨の投稿がされ、「同じこと言われた」「普通に私(母親)の名前書いてますよ」と話題になっています。

はたして、世の中の方は保護者の欄にどのように記入している方が多いのでしょうか?SNSの声を紹介します。

「父親の名前を書け」と言われた体験談が続々

同じように、父親の名前を書けと言われた経験のある方は少なくないようです。

  • 私(母親)の名前で提出したら、役所から「普通は収入の多い父親が『保護者』でしょ。書き直してください」と電話がかかってきた。
  • 幼稚園に私(母親)の名前で出したら「お父さんはいないのですか?」と言われた。
  • 私も親から言われましたが、私(母親)の名前を書いています。「世帯主の名前」と書いてあれば夫の名前を書きます。
  • 夫に「普通父親の名前を一番に書くだろ」と言われた。
  • 第一連絡先に私(母親)の名前を書いたら、「一番目には普通俺の名前だろ」「じゃあ電話かかってきたらお迎え行けるの?」「いや、無理。おまえが職場から行け」って夫に言われた。

驚くべきことに、令和の今でもまだまだ「保護者は父親」という固定観念が根強く残っている人はいるようです。

「実際に対応するのは私だから」母親名記入派が多数

記入したのが母親の場合、母親の名前を書いているという方が大多数でした。

  • ずっと私(母親)の名前書いてますよ。子どものことでやりとりをするのは私なので。
  • 我が家の主たる養育者は私(母親)なので、私の名前を書いています。
  • え!普通にずっと私(母親)の名前を書いてますよ。手続きをするのも、園に連れて行くのも私だし。
  • 連絡が来てすぐに答えられるのは私(母親)なので私の名前を書いています。父親の名前を書く利点が見当たらない。
  • 事務的な手続きをするのはほぼ私(母親)なので、「世帯主」自体、私にしています。

一方、記入したのは母親、育児の主担当も母親だが、「保護者」の記入欄には父親の名前を書いている、書いていたというコメントも。

  • 中学生の母親ですが、田舎だからか今の時代も代表者は男性の名前を書くことになっていますね…。
  • 60代ですが、私が小学生の頃はどのような書類でも父親の名前を書くのが常識でした。でも今は違いますよね。
  • 最初は夫の名前にしていたのですが、子どもに関する重要書類を放置して期限切れになることが多かったので私の名前に変えました。
  • 夫が「普通は俺の名前じゃない?」と不満を言ってきたので夫の名前にしていましたが、結局夫は何の対応もしなかったので私の名前にしました。

地域性や世代間の価値観の違い、そして現実的な対応力や責任感とのギャップが浮き彫りになっています。

逆に、緊急連絡先を夫にしているのに、妻のほうにまず連絡が来るという新たなトラブルも少なくないようです。

  • 夫のほうが緊急連絡を受け取りやすい仕事なので、緊急連絡先は夫にしています。なのに私にまず連絡が来る…。
  • 「夫が専業主夫で子育ての主担当なので夫にまず連絡を」と伝えているのに、子どもの担任は仕事中の私(母親)に電話してくる。
  • 緊急連絡先は夫で、私(母親)は入院中だと伝えているのに、私あてにまず電話してきた。

「二人の子どもだから連名で」柔軟な対応をする家庭も

どちらも責任を持って育児をしているのでその書類に関係するほうの名前を書いている、もしくは連名にしているという方も。

  • うちは夫婦の名前連名で書いてます。夫婦二人の子どもなので、二人で責任を負うべきだと思ったので。
  • うちは2人子どもがいて書類も手分けして書いているので、書類を書いた人の名前にしています。
  • 「緊急連絡先」なら連絡が取りやすいほうの名前、「世帯主の名前」なら世帯主の名前、条件に応じて書けば良いです。

状況や書類の性質に応じて使い分ける、より実用的なアプローチを取る家庭も多いようです。

看護師や学校教員の方からはこのような意見もありました。

  • 病院に連れてきたのも医師の話を聞くのも、普段主に子育てをしているのもお母さんならば、問診票や同意書にはお母さんの名前を書いてほしいです。
  • 「保護者」の欄には、学校からの連絡がつきやすい方、子どもについて相談のできる方など、責任を持って対応できる方の名前を書いてほしいです。
  • 「緊急連絡先」は連絡のつきやすいほう、保険関連は書類を記入した人にしてもらいたいです。

現場で実際に対応する立場からも、子どもについてきちんと状態や状況を把握しており、責任を持って対応できる人を保護者欄に記入してほしいとの声がありました。

子どものことを最優先に考えた判断を

昔の「父親=保護者代表」という慣習から、時代とともに「実際に対応できる人の名前を書く」ほうが実用的だという考えに変化した現在。そのため、今でもその家庭の状況に関係なく「保護者の欄は父親の名前にすべき」と言われると違和感を抱く人が多いようです。

結局のところ、大切なのは子どもにとって何が最善かということ。連絡がスムーズに取れ、適切な対応ができる人の名前を記入するのが、子どもの安全と利益を最優先に考えた合理的な判断といえるでしょう。

形式にとらわれず、それぞれの家庭の事情に合わせて柔軟に対応していけると良いですね。