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「昔から言われていたけど…」女性用トイレの行列問題…国交省の対応に「ようやく…!」「なんとかして」

  • 2025.9.7
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

都会や観光地、イベント開催時の女性用トイレの混雑は、以前から問題になっていました。そんな中、国土交通省は、2026年度に女性用トイレの行列改善に向けて、駅や商業施設での先進的な取り組みを収集する方針を固めた、との報道が話題になっています。

7月中旬にも国土交通省や経済産業省など関係府省は、イベント主催者に向けて、男女で待ち時間に差が生じないように女性用のトイレ数を確保するなどの改善を求める通知を出しました。

長年見過ごされてきた問題に、ついに行政が本格的に乗り出したことに対し、世の中の反応はどのようなものでしょうか。

トイレの少なさに困っているとの声多数

トイレの混雑と、トイレの少なさについては以前より女性たちを悩ませてきました。

  • 昔から言われていたけど、ようやく…!
  • イベントやお祭りに行くのを躊躇する理由の一つがトイレの混雑。なんとかしてほしい。

トイレの混雑が、イベントへ足を遠のかせている一因でもあるという指摘も。

  • 東京は、駅も劇場もデパートも大行列。インバウンド誘致しているのにトイレの整備が間に合っていない。
  • 古い建物だと女性用トイレ自体がないフロアが多いこともある。
  • 数もそうだけど都会のトイレは狭いところが多くて、狭いと生理の時は余計に時間がかかる。

こうした声に表れているのは、女性用トイレの絶対的な不足と、利用環境の改善への強い要望です。インバウンド需要が高まる中でも、基本的なインフラ整備が追いついていない現状への不満が浮き彫りになっています。

トイレに時間がかかる理由とは

そもそも、女性は身体の構造上、トイレに時間がかかるという指摘が数多くありました。

  • 生理用ナプキンやおりものシートを付け替える手間があるからね。
  • 生理の時はトイレットペーパーで拭わなくてはいけないし、トイレに時間がかかる。
  • 生理中は頻尿になりやすい。
  • 毎回服と下着を膝までおろさなくてはいけないし、ストッキング必須の仕事もある。脱ぎ履きだけでも時間がかかる。
  • 女子トイレどこも混雑してて疲れた。両手で下着と服下ろすために荷物をかけて、下ろして…で、かなりかかる。

一部の男性からは「個室の中でスマホをいじったり化粧をしたりしているのでは」という憶測が見られましたが、それが大きな理由ではないとのコメントが多数。

  • スマホやケータイのない時代からずっと女性用トイレは行列していた。
  • 女性は個室の中でスマホをいじっているんだろうと想像している方もいるけど、絶対にすぐに入りたいライブの開演直前にも行列になっているから、それは違う。
  • 個室の中で化粧してると思っている人がいるけど、パウダールームが別の場所にあるし、鏡もない不衛生なトイレの個室で化粧はしない。

女性トイレの行列対策、“小便器設置”案が過去にあったが…」

さらに一部の方からは、「女性用トイレにも男性と同じくオープンな小便器を設置すれば良いのでは」という声もありましたが、こちらには男性からも女性からも「現実的な提案とはいえない」との指摘が上がっていました。

  • 女性の場合、下着と服をほとんどおろさなくてはいけないし、排尿後に拭かないといけないし、尿が尻を伝って垂れてくることもあるし、無理ではないだろうか。
  • 小便器だと恥ずかしいとかじゃなくて、身体構造的に無理だよ。
  • 女性用小便器を設置すれば良いという意見があるが、かつて設置されていたけど普及しなかったんだよ。

実際、1950年代〜70年代には製造販売され、1964年の東京オリンピックで設置された例があると報じられていますが、使用する人が少なく、結局普及は定着しませんでした。理由としては、

  • 姿勢が不自然で身体に負担がかかる
  • 床面積は従来の個室と大差なく、省スペース化につながらない
  • 尿の飛散で衛生面の問題が大きかった
    といった点が挙げられています。

さらに、生理中など急な状況に対応しづらいという課題もあり、現在では解決策として現実的ではないと考えられています。

こうした経緯から、女性用小便器は「過去に試されたが普及しなかった方法」として位置づけられており、今後の改善はやはり個室数の拡充や設計改善といった方向が求められていると言えるでしょう。

「女性と一緒に外出するとトイレで待たされるから、解消されるのは助かる」

男性からも、女性と外出をするとトイレに並んでいる時間が長く、自分も待たされるので、女性用トイレの混雑が解消されるのはありがたいという声がありました。

  • 妻がいつも列に並んで待っているから助かる。
  • 女性用トイレの行列が緩和されたら、だいたい待っている側の俺にもメリットがある。
  • 彼女と外出する時は俺も待たされているし、解消すると助かる。男性用を全部個室にするのは不要。今のままでいい。

また、男性用の個室はなかなか出てこない人がいるので、男性用の個室も増やしてほしいとのコメントも。

  • 自分はおなかを壊しやすいので、男性用も個室を増やしてほしい。
  • 男性用のトイレの便座付き便器も増やして。
  • 女性用のトイレを増やすからといって、男性用トイレは減らさないようにしてほしい。

男性用施設の改善要望も多く寄せられていました。

個人の努力では解決できない根本的な課題

長年にわたって女性を悩ませてきたトイレの行列問題に、政府がようやく本格的な対策に乗り出したことで、多くの人々から歓迎の声が上がっています。

身体構造の違いによる利用時間の差は、個人の努力では解決できない根本的な課題です。特に生理時の負担は大きいものの、生理に関しては個人差がかなりあり、同じ女性同士でも認識に齟齬が発生しがちでしたが、これまで「仕方がないもの」として受け入れられてきた問題が、ようやく社会問題として認識されるようになりました。

今後の具体的な改善策に期待が高まっています。