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自然とアートが息づく集落構想「あしたの畑」、京都・京丹後で夏期限定公開へ

  • 2025.8.7
間人レジデンス Photo_Kim Ilda
間人レジデンス Photo:Kim Ilda

「あしたの畑」は、自然・文化・暮らしを再生的に捉え直す集落構想として、2020年より京丹後で展開されてきたアートプロジェクト。5年目を迎える今夏は、現代美術家AAWAAとともに3年をかけて制作された「間人レジデンス」の全貌を初公開する。丹後の朱土や地元の和紙など自然素材を用いて設計された4つの空間は、土地の記憶と創造の可能性を織り交ぜた空間作品となっている。また、築60年のちりめん工場を再活用したギャラリー「SEI TAIZA」や、木工職人 中川周士による「木の部屋」を擁する「間人スタジオ」なども、サステナブルな思想に根ざした建築・工芸作品として公開される。

宮ティーハウス模型 Photo_ Nobutada Omote
宮ティーハウス模型 Photo: Nobutada Omote

さらに注目を集めるのが、建築家アンナ・ヘリンガーと陶芸作家マーティン・ローチによる共同プロジェクト「宮ティーハウス」。地域の土と伝統的な版築技法を活用した半屋外建築で、夏期公開では制作途中の模型が披露される。10月からは実際に土を突き固めるワークショップも予定されており、訪問者がプロセスに参加できる試みも魅力のひとつだ。

本公開では、通常は立ち入れない空間をガイド付きツアー形式で鑑賞可能。会期初日の8月9日(土)にはAAWAA本人による解説も行われる予定。詳細なスケジュールや予約方法は公式サイトにて確認できる。

間人レジデンス Photo_ 表恒匡
間人レジデンス Photo: 表恒匡
間人レジデンス Photo_ 表恒匡
間人レジデンス Photo: 表恒匡
京丹後の風景 Photo_Noboru Morikawa
京丹後の風景 Photo:Noboru Morikawa

自然と芸術の交差点に立ち現れる、未来へ向けた静かな創造の場を、ぜひこの夏、体感して。

あしたの畑2025:夏期公開

会期/2025年8月9日(土) 〜 9月15日(月・祝)の土・日・月・祝日 ※火~金 休み

会場/間人スタジオ、SEI TAIZA、間人レジデンス、宮のあしたの畑

時間/11:00〜17:00 ※最終入場16:00

鑑賞料/¥1,000円(全会場共通) 1時間ごとのツアー制 ※要事前申し込み

〈宮のあしたの畑〉の作品は常時自由鑑賞、無料

Text: Makiko Yoshida

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