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「ウナギの血には毒がある」って本当?気になる疑問を研究機関に聞いてみた【土用の丑の日】

  • 2025.7.31
ウナギの血に毒が含まれているって本当?
ウナギの血に毒が含まれているって本当?

2025年の夏の土用の丑(うし)の日は7月19日と同月31日です。ウナギは蒲焼きや白焼き、ひつまぶしなど、さまざまな食べ方がありますが、刺し身のように生で食べられることはほとんどなく、不思議に思ったことはありませんか。SNS上では「ウナギの血には毒がある」「ウナギは生で食べると毒」という内容の声が上がっていますが、本当なのでしょうか。国内で初めてメスウナギの生産技術を開発した、愛知県水産試験場内水面漁業研究所(愛知県西尾市)の担当者に聞きました。

ウナギの血液に含まれる毒が口や目に付着すると炎症の恐れ

担当者によると、ウナギの血液には「イクシオトキシン」という毒が含まれているということです。体内に入ってしまうと下痢を引き起こしたり、目や口の粘液に付着すると炎症を起こしたりするため、注意が必要だといいます。

ウナギの血液に含まれている毒はタンパク質でできているため、60度以上で加熱すると毒が分解されるということです。血だけでなく、体表のヌメリにも毒があるため、ウナギを触った後は手をよく洗う必要があるといいます。

ところで、地域によってはウナギの刺し身を提供する飲食店があるようですが、そのようなことは本当に可能なのでしょうか。担当者に聞くと「ウナギの血液を生肉からきれいに除去できる熟練した職人であれば、刺し身として提供できると思います」と教えてくれました。

オトナンサー編集部

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