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医師「避けるべきです」→実は『白髪』を進行させている…良かれと思ってやりがちな“意外なNGヘアケア”とは?

  • 2025.8.7
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

白髪は加齢とともに増える自然な現象と思いがちですが、実は日々のヘアケア方法が白髪の進行を加速させてしまうことがあるんです。「白髪対策をしているつもりが逆効果に…!」そんな驚きの事実をご存知でしょうか?今回は医師の視点から、良かれと思ってやりがちな白髪を進行させるNGヘアケア習慣をわかりやすく解説していきます。健康で美しい髪を守るために、ぜひチェックしてみてください。

身近に潜む意外な落とし穴!白髪を悪化させるヘアケアの盲点

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

白髪は遺伝や年齢だけでなく、ストレスや生活習慣、そしてヘアケアの方法によっても大きく影響するといわれています。

特に、髪の毛の色素を作るメラノサイトの働きが弱まると白髪が増えるため、刺激やダメージが強いケアは避けるべきです。ところが多くの人が、髪を清潔に保つために頻繁にシャンプーをしたり、熱いお湯で洗髪したり、強い洗浄成分の入ったシャンプーなどを使ったりする習慣を続けてしまっていることも。このようなケアは、頭皮を乾燥させてメラノサイトの機能を低下させてしまいます。

また、トリートメントや整髪料の過剰使用も要注意。毛穴を塞ぎ、頭皮環境を悪化させることが白髪の増加につながるのです。さらに、頻繁な白髪染めやブリーチも髪や頭皮にダメージを与え、白髪の原因を増やすリスクがあるとされています。こうしたNGヘアケアは、見た目の清潔感や美しさを保ちたい気持ちから始まるものの、長期的に見ると白髪問題を悪化させることを知っておく必要があります。

効果的に白髪対策を!髪と頭皮を健やかに保つ正しいヘアケア方法

では、具体的にどのようなヘアケアが白髪の進行を抑え、健康的な髪を育てるのでしょうか。まずは頭皮を乾燥させないことが大切です。シャンプーは1日1回、強すぎる洗浄力のシャンプーは控え、肌に優しい低刺激タイプを選びましょう。

また、過剰なブラッシングや高温のドライヤーを長時間使用すると頭皮と髪を傷つけるので、適度な温風で短時間の乾燥が望ましいです。トリートメントは髪の毛先中心に使い、頭皮には直接つけないよう注意しましょう。白髪染めは、頭皮の刺激が少ないものを選び、頻度は3~4週間に1回を目安にするとよいでしょう。頻繁にしすぎると、頭皮への刺激となる可能性があります。

さらに、質の良い睡眠やバランスの取れた食事、適度な運動で血行を促進させることも、メラノサイトの働きをサポートする重要なポイントです。生活習慣の見直しもヘアケアと同じくらい欠かせません。こうした日々の積み重ねが白髪の進行を抑え、若々しい髪を守る助けになります。

<医師からのポイント>
適切なシャンプーや頭皮に優しいケアは、白髪だけでなく抜け毛も防げますね。白髪は治療薬がないので予防が重要です。

白髪ケアはまずやめるべきNG習慣を見直すことから

白髪を増やさないために「何か特別なケアをしなければ…」と焦る前に、まずは今行っているヘアケアの中でやめるべきNG習慣がないかをチェックしましょう。医師も推奨しない「頻繁な強めのシャンプー」「熱すぎるお湯での洗髪」「刺激の強い白髪染めの多用」などはぜひ控えてください。

そして、髪と頭皮へのダメージを減らすためには、優しさ重視のケア方法と健康的なライフスタイルの両方が重要です。まずは毎日の習慣改善から取り組んでみましょう。


監修者:PRIDE CLINIC 院長 久野 賀子(https://pride-clinic.com/)

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2017年東京医科歯科大学医学部医学科 卒業。
日大板橋病院にて初期研修終了後、湘南美容クリニックに入職し、5年半勤務。
新宿本院皮膚科医局長として通常の勤務だけでなく、新人医師の指導、VIP対応、トラブル対応に従事。
2024年11月新宿二丁目にPRIDE CLINICオープン。



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