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電車で『痴漢扱い』されたら…逃げた方が有利って本当?!→ 冤罪に巻き込まれた時の“NG行動”とは?【弁護士が監修】

  • 2025.8.6
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

通勤電車で突然「この人、痴漢です!」と声を上げられたら――。身に覚えがなくても、周囲の視線は冷たく、逃げ場もない。痴漢冤罪は誰にでも起こりうるトラブルです。いざというときに慌てないために、今回は弁護士に「痴漢と誤解されたときの正しい対処法」について教えてもらいました。

その場で逃げるのは絶対にNG!冷静に「否認」と「記録」を

弁護士によると、その場から逃げるのは絶対NG。防犯カメラで特定され、逃走は「やましさの証拠」と受け取られかねません。

毅然と名前や勤務先を伝え、「やっていない」と否認する態度が重要です。相手に安易に謝るのも、犯行を認めたと解釈される恐れがあるため避けましょう。

有効な対処法としては、次の行動が挙げられます。

  • 否認し続ける
  • 目撃者を探す
  • スマホで録音・録画する
  • 警察や駅員に協力的な姿勢を取る
  • 鑑定協力の意思を示す
  • 家族や会社に“誤解であること”を正直に伝える

また、逮捕された場合は最大23日間の拘束もあり得ます。弁護士をすぐに呼ぶこと、そして「黙秘権」を使うことが極めて大切です。供述調書に不備がある場合、署名・押印は拒否できます。

普段からできる“予防”のための行動とは?

痴漢冤罪を防ぐ日常的な対策としては、満員電車でのつり革を持つ、異性と距離をとる、背を向けるといった立ち振る舞いを意識することが有効。清潔感も信頼性に影響します。

仮に無罪が証明されても「疑われた事実」が残ることもあります。その場合は、判決文や弁護士の報告書の提示、記者会見などで名誉回復を図れます。拘束日数に応じた「刑事補償金」や国家賠償を請求することも可能です。

大切なのは、「逃げない・謝らない・記録する・相談する」の4原則。正しい知識と冷静な行動が、身を守る最大の手段になります。

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