毎日の通勤を『脂肪燃焼タイム』に変える？！→体脂肪を減らす、“たった１つのコツ”とは？【医師が監修】

2025.8.8

毎日の通勤時間は、ただの移動時間と思っていませんか？実は「疲れにくく、太りにくい体」を作るカギが、あなたの日常的な歩き方に隠されているんです。医師も注目する、その効果的な歩き方を実践すれば、特別な運動をしなくても通勤時間を“やせる時間”に変えることができるんですよ。今回は、疲れにくく健康的な体形作りに直結する歩き方の秘密と、今日からすぐに使える簡単なコツをわかりやすく解説していきます！

疲れづらく、太りにくい体は歩き方で決まる？歩き方が及ぼす意外な影響とは

なぜ歩き方が体型や疲れやすさに影響するのか、不思議に思うかもしれません。

体のバランスや筋肉の使い方が変わると、日常生活でのエネルギーの消費効率や疲労の蓄積具合が大きく左右されます。実際、普段の歩き方が猫背気味だったり、足の着地がかかとばかりだったりすると、筋肉に偏った負担がかかりやすく、余計に疲れてしまうのです。

さらに、歩行中に使われる筋肉の種類や姿勢の違いは基礎代謝にも関係し、結果として太りにくい体作りにも繋がっています。

スポーツ庁のホームページによると（※）正しいウォーキングフォームを維持することで筋肉のバランスが整い、血流やリンパの流れが改善、疲労回復や代謝促進に効果が見られると報告されています。つまり、体重管理や体調改善のために高負荷の運動を無理に始める前に、まずは毎日の“歩き方”に目を向けることがとても大切なのです。

医師が推奨！通勤時間に試したい“たった1つのコツ”とは？

それでは具体的にどんな歩き方が効果的なのでしょうか？医師たちが口を揃えてすすめるポイントは「骨盤を意識した歩き方」です。骨盤が正しい位置にあることで胴体や下半身の筋肉がバランスよく稼働し、無駄な負担を減らしながら効率良く脂肪燃焼が期待できます。

簡単にできるコツは、前へ足を出す際に「おへそを少しだけ前に押し出すイメージで骨盤を立てる」こと。また、臍の下へその下、指3～5本分（約5～7cm）下の「丹田（たんでん）」に意識を集中してみましょう。これだけで背筋が自然に伸び、歩幅や歩くリズムも整いやすくなります。さらに腹筋やお尻の筋肉にも適度な刺激が入り、通勤の歩行中でも知らず知らずのうちにインナーマッスルが鍛えられるのです。

理想的な姿勢は、耳・肩・腰・骨盤が一直線になるよう上半身をまっすぐ保つこと。足を開いても体の軸がぶれないように意識し、「上から吊るされている」イメージで姿勢を整えるとよいでしょう。踵から着地し、趾先をしっかりと使うことが大切です。

もちろん最初は意識するのが難しいかもしれませんが、スマホの歩数計などを活用して毎日の歩き方を少しずつ意識するだけでも変化を感じることができるでしょう。

歩き方改革で毎日がもっと元気に！疲れにくく体脂肪も減らす新習慣まとめ

疲れにくく、太りにくい体を手に入れるには、ジム通いや特別なダイエットよりもまずは「正しい歩き方」が効果的ということをお伝えしました。特に通勤時間のように日々繰り返す“移動の時間”を見直すことで、無理なく健康的な体型維持が期待できるのはとても嬉しいポイントです。

おへそを前に押し出すイメージで骨盤を立てるだけのシンプルなコツを意識することで、歩行中の筋肉の使い方が変わり、代謝アップと疲労軽減を同時に狙えます。これを続けることで、日常での消費カロリーが増加し、太りにくい体質づくりに自然とつながります。

忙しい毎日の中で特別な運動時間を確保するのが難しい人も多いはず。だからこそ、毎日の“歩く時間”を味方につけて、健康的な生活習慣を手軽に始めてみてはいかがでしょうか？小さな意識の変化が、あなたの体を劇的に変えてくれるかもしれません。

※参照スポーツ庁ホームーページ（https://sports.go.jp/special/value-sports/plus-10-minutes-walking.html）

監修者：鞆浩康（とも・ひろやす）

整形外科医
オルソグループ会長

大阪府出身。高知医科大学医学部卒業後、岸和田徳洲会病院や大阪市立大学附属病院で整形外科医として経験を積む。手技療法に強い関心を持ち、2004年12月24日にオルソグループを設立。「医療と健康を通じて、笑顔と元気を届ける」を理念に掲げ、健康寿命の延伸と平均寿命との差を縮めることを使命とし、休息・栄養・運動・手技療法・地域医療を連携させた「究極の医療グループ」を目指して活動している。
オルソグループ：https://ortho-g.co.jp/

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