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『名探偵コナン』史上屈指の謎多き女・ベルモット…20年以上老けない“若さの秘密”と物語に潜む“衝撃の伏線”

  • 2025.8.16
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(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

『名探偵コナン』には、数多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、その中でも特にミステリアスな存在として注目され続けているのが黒ずくめの組織の幹部・ベルモットです。常に妖艶で謎めいており、若く美しい容姿を保ち続ける彼女は、作中でもたびたび“老けない女”として描かれています。

今回は、そんなベルモットの人物像を改めて紹介しつつ、彼女が老けない理由について、作中に登場する“あのシーン”を手がかりに考察してみたいと思います。

ベルモットとは?その正体と経歴

ベルモット(本名:シャロン・ヴィンヤード/クリス・ヴィンヤード)は、世界的に有名なハリウッド女優であり、黒ずくめの組織の一員として暗躍するスパイ的存在でもあります。表向きは“母シャロンが亡くなり、娘クリスが女優として活動している”とされていますが、実際には同一人物であり、20年以上前から容姿がまったく変わっていないことが物語の中でも描かれています。

アニメ第345話(コミック42巻)では、ベルモットと対峙したジョディ先生が「どうして年をとらないの?」と問いかける印象的なシーンがあります。彼女は幼少期に両親をベルモットに奪われており、その際にベルモットと対峙しているのです。その時に対峙した姿と、20年経った現在の姿が寸分変わらないことが初めて明かされた、重要なシーンでした。

老けない理由の考察──“あのシーン”が示すヒント

ベルモットが“老けない”ことについて、明確な理由は原作では未だ公式に明かされていません。しかし、いくつかのシーンや関係性から、その謎を推察するヒントは存在しています。

最も考えられるのは、“ベルモットの若さの秘密にはAPTX4869が関わっている”という可能性です。

ベルモットは灰原哀の追跡に執着している様子が描かれています。アニメ第345話(コミック42巻)の『満月の夜の二元ミステリー』や、アニメ701話〜(コミック78巻)の『漆黒の特急』シリーズなど、これまでにも灰原を複数回追い詰めてきました。

これは“裏切り者のシェリーに執着”しているのではなく、“APTX4869に関する秘密に執着”しているのではないか?と考えることもできます。

APTX4869には“幼児化”の効果があることが判明していますが、これは一種の“若返り”とも捉えることができます。

灰原はアニメ第129話(コミック18巻)でコナンと初めて会った時、「毒なんて作っているつもりなかった」と発言しています。また、アニメ第222話〜(コミック28巻)『そして人魚はいなくなった』にて灰原が“不老不死の伝説がある島”を訪れている痕跡が見つかったり、アニメ第307話〜(コミック37巻)『残された声なき証言』にてベルモットが組織の目的を“不老不死”であるかのように発言していることが判明したりと、組織の薬開発の目的は“不老不死”であることを示唆するかのようなシーンは作中に多く散りばめられています。これらと灰原の発言を踏まえると、「APTX4869は本来は不老不死を目的とした薬だったのではないか?」と考えると自然なのです。

ただし、ベルモットがAPTX4869を服用したという描写は一切存在していません。また、若返りの副作用についても、工藤新一や灰原哀のように“身体が縮む”という症状が発現した例しか描かれていないため、「老化が止まる」「見た目が維持される」といった形の影響はあくまで推測の域を出ていません。今後、そのようなシーンが描かれるのか注目です。

まとめ

ベルモットが老けない理由は、いまだ明確には明かされていませんが、作中に散りばめられた数々のヒントや言動からは、APTX4869との関係性や組織の研究に深く関与していることが強く示唆されています。

ベルモットというキャラクターが持つ“時間を超えた存在感”は、これから物語がクライマックスに向かう中で、より重要な意味を持ってくることでしょう。

彼女がなぜ老けないのか、そしてその“代償”が何なのか──その真相が明かされる日が楽しみですね!


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[番組URL]https://abema.tv/video/title/415-8
【(c)青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996】