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何気なく聞いていたEDに“隠された意味”「鳥肌立ったわ」人気アニメの“粋な演出”に気付いた視聴者からざわつき

  • 2025.9.2

篠原健太による漫画を原作としたTVアニメ『ウィッチウォッチ』。第20話では、制御不能となった空飛ぶ魔法によって、宮尾音夢(みやおねむ)がピンチに陥ってしまう。また、今回のエンディングは特別仕様となっており、エンディングテーマ『月と私のかくれんぼ』のフル尺に乗せて、ネムと真神圭護(まがみけいご)のキュンとするような恋愛模様が描かれた。

アニメ化で大拡張!ネムとケイゴの“ミュージカルシーン”

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

ケイゴは、戦闘でウルフに変身しないとなにもできないことに悩んでいた。「俺は凡人だから」と落ち込むケイゴだが、若月ニコが彼に空飛ぶ魔法を込めた指輪を渡す。元アスリートであるケイゴなら、難易度が高い空飛ぶ魔法を使いこなせるとニコは考えたのだ。

公園で特訓するケイゴに、彼をウルフに変身させるためにやってきたネムが声をかける。ネムは空飛ぶ魔法を難なく使うが、自分をニコや母と比べてしまい、自信が持てない様子だ。母から期待されて育ったケイゴは自分と重ね、「俺と君は似てるね」と言う。

そんなケイゴに、自分のことをわかってほしいと考えたネムは、自身の変身魔法について彼に告白しようとする。しかし、脳裏によぎったのは、「自分のことをわかってもらう必要はないの」という母の言葉だった。すると、ネムの動揺に反応した空飛ぶ魔法は制御不能になり、彼女は勢いよく飛ばされてしまう。

ケイゴは空飛ぶ魔法と元アスリートの技術を生かし、地面を滑走してネムを追う。「空に向かって飛べ!」ケイゴの言う通りにネムが空高く飛ぶと、魔力切れを起こして落下。落ちてきたネムを、ケイゴはお姫様抱っこして受け止めた。すると、ネムの脳内で“わたし、パラシュート”というミュージカルが開演し、彼女はときめきが止まらなくなるのだった。

突然始まったネムとケイゴのミュージカルについてSNSでは「この1ページをあんな拡げるスタッフ凄くね」「まじで、アニメならでは」「ミュージカルにするという解釈は思いつかんよな」「原作ではたった1ページなのか!」「めっちゃびっくりしました」との声があがった。

第20話ラストは“フルコーラスED”!粋すぎるサプライズ演出

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

第20話のラストでは、yutoriによるエンディングテーマ『月と私のかくれんぼ』フル尺で流れるという演出が。さらに、通常のエンディング映像に続き、これまでのネムとケイゴの印象的なシーンを振りかえる特別な映像が流れた。そこには、ケイゴのあとをついていくネムや、目を合わせられない2人の姿も。

『月と私のかくれんぼ』の「私の気持ち気付かないよね」「あなたといる時だけ私は私でいられるから」といった歌詞は、ネムから見たケイゴと重なる。また、タイトルに含まれている“月”も、三日月型のものを見ると変身してしまうケイゴを暗示していると受け取れるのだ。ちなみに、『月と私のかくれんぼ』のミュージックビデオでも、ボーカル・佐藤古都子が三日月のネックレスをさりげなく着けている。

特殊エンディングについてSNSでは「まさかのフルコーラスの特殊EDだった」「神演出で鳥肌立ったわ」「エンディングがいつもと違う!」「これってケイゴとネムちゃんの曲なんだ!」との声が。『月と私のかくれんぼ』がネムとケイゴの関係とリンクする、粋なエンディングだ。

第20話についてSNSでは「いや仕掛けがすごい ただの爆笑アニメじゃない」「毎回何かしらの遊びを入れてきて楽しませてくれるわ」「この制作陣は遊び心が凄い~」「間違いなく神回」との声があがった。パロディや特殊エンディングのような演出に加え、今後のネムとケイゴの恋愛模様にも注目だ。


ウィッチウォッチ
ABEMAにて毎週日曜日夜9時より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/593-12
【(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari