新宿駅東改札の『アルプス化粧室』由来は？さまざまの憶測に「今の子は知らないのか…」「昭和の登山ブームなどの名残？」

街を歩いていると、ときに思わず立ち止まりたくなるような、ユニークな名前の施設に出会うことがありませんか？

そんな中、SNSでは「新宿駅東改札の『アルプス化粧室』の『アルプス』ってなに？」といった趣旨の投稿が話題になっています。

「アルプス化粧室」を気になっていた人は多かったようで、その名前の由来についてさまざまな憶測が飛び交いました。そうしたなか、懐かしさとともに、当時の記憶がよみがえったという声も寄せられています。

はたして、「アルプス化粧室」について、多くの人はどのように考えているのでしょうか。SNSの声を中心に紹介します。

登山者に親しまれた、特急「アルプス」

JR東日本からの公式発表はないものの、「アルプス化粧室」の名前の由来は、かつて近くにあった「アルプス広場」にちなんでいるといわれています。

アルプス広場は、2020年に完成した東西自由通路の工事に伴い消滅しましたが、多くの人が待ち合わせに利用していた場所でした。

また、アルプス広場の名前は、1952（昭和26）年に運行が開始した、新宿と松本を結ぶ急行列車「アルプス」に由来しています。当時は、山が多い信州方面へ向かう列車として、多くの登山者にも親しまれていたようです。

アルプス化粧室自体は特別な設備のない普通のトイレだそうですが、その名前はかつての歴史を今に伝えるものといえるでしょう。

トイレの名前の由来を知っている人のコメントからは、当時の人気の高さが伺えました。

当時を知っている人たちからは、懐かしむ声も。

一方で、「若い人には分からないだろうな」と、どこか寂しさを感じている人もいるようです。

名前の由来を知らない人たちの間では、さまざまな推測や想像が広がっていました。

また、ほかの人のコメントで由来を知ったという声も。

こうした声からは、知らなかった歴史を知ることで、地域や場所への関心が深まる様子がうかがえます。

今回は、「新宿駅東改札の『アルプス化粧室』の名前の由来」について、世の中の人がどのように考えているのかを紹介しました。

急行「アルプス」や「アルプス広場」を知っている人からは、懐かしむ声が多数みられました。一方で、知らない世代の人たちは、「アルプス」という言葉からさまざまな想像を膨らませたようです。

歴史を知ることで、その場所への理解や親しみがより深まることもあります。名前の由来をきっかけに、駅や地域の過去に思いを馳せてみるのもいいかもしれません。