1. トップ
  2. 政府「死亡事故につながった例も」夏のエアコン火災、なぜ?注意喚起に「10年も過ぎていた」「急いで買い換えた」

政府「死亡事故につながった例も」夏のエアコン火災、なぜ?注意喚起に「10年も過ぎていた」「急いで買い換えた」

  • 2025.8.1
undefined
出典元:photoAC(画像はイメージです)

朝から晩まで気温が下がらず過ごしにくい暑さのなか、熱中症を防止するためにもエアコンや扇風機を毎日稼働させている人が多いでしょう。

しかし一方で、エアコンや扇風機が火災事故の原因となる可能性があることをご存じでしょうか?実は毎年のように、扇風機から煙が出たり発火したりする事故が発生しているようです。

いったい、なぜ火災事故は起きるのでしょうか?気になる内容について、詳しくご紹介します!

政府広報オンラインからの注意喚起

政府広報オンラインによると、扇風機やエアコンによる発火・火災が毎年のように発生しており、なかには死亡事故につながってしまった例があるとのこと。

扇風機は「経年劣化」で、そしてエアコンでは電源コードの改造や接続部分の接触不良などによりそれぞれ発火してしまう可能性があるそうです。

それぞれの注意すべきポイントと、SNSで見かけた実例をご紹介します。

1.扇風機に関する危険

使用中に発熱や発火し火災につながることの多い扇風機は、特に製造から10年以上経っている製品で多く発生しているとのこと。

SNSでは、長期使用により首振り機能などで繰り返し折り曲げられた内部配線が断線して発火するなどしているケースが見られました。

  • 古いせいで扇風機の首振りが停止。断線していた。
  • 古い扇風機が発火した。起きている時で良かった。もう捨てる。
  • 扇風機が古く、ついたり消えたりしていて、昨日つけたらボワッとライターの火ほどの火花が出た。
  • 古い扇風機のコードが断線して白くカッ!と光ってバスン!と止まった。床に焦げ跡が…。

一方で、長く使用した扇風機に愛着があり、自分で修理をして使い続ける人も少なくないようです。しかし、断線部分をビニールテープで補修すると接続不良で発煙・発火するおそれがあるので注意が必要です。

  • 古い扇風機を補修したけど、断線してないか不安で結局使わないことにした。
  • 古い扇風機は発火の可能性が高いので飾って眺めるだけに。

レトロな扇風機をコレクションしている人もいますが、使用せずインテリアとして飾るのが良いでしょう。

こんな異常に注意

政府広報オンラインによると、扇風機に以下の異常があった場合は使用を中止するべきとのこと。

・スイッチを入れても、羽根が回らない
・羽根が回っても、回転が異常に遅かったり不規則だったりする
・羽根が回転するときに異常な音や振動がする
・モーター部分が異常に熱かったり、焦げくさいにおいがしたりする
・羽根にヒビが入っている。ガードが変形している
・電源コードが折れ曲がっていたり破損したりしている
・使っている時に電源コードに触れると、羽根が回ったり回らなかったりと不安定である※引用:政府広報オンライン

普段と少しでも違う動きや音、においなどがあれば、すぐに使用を中止しましょう。

2.エアコンに関する危険

扇風機はまだしも、エアコンが火災の原因になることに驚いた方もいるのではないでしょうか。

エアコンの火災事故原因は、電源コードの改造や修理、ねじり接続や延長コードとの接続などにより接触不良で異常発熱・発火してしまうほか、エアコン洗浄や小動物の機器内部への侵入がきっかけで異常発熱してしまうことなどがあるようです。

SNSでもさまざまな事例が投稿されていました。

  • エアコンから焦げ臭いにおいが出てる…買い替えないとだめか。
  • エアコンつけると何か臭うと思っていたら、プラグ部分がくすぶっていていつ発火してもおかしくない状態だった。
  • 延長コードで使っていたエアコンを工事した。今はだめなんだね。
  • エアコンに繋いでいた延長コンセントがショートして発火寸前になったことがある。

エアコンは消費電力が大きいため、延長コードにつなぐと定格消費電力を超えてしまい、発火するおそれも。エアコンは専用のコンセントに直接つなぐようにしましょう。

またエアコンのプラグは定期的にほこりを掃除する以外に、エアコンを使用しない期間はコンセントから抜いておくといいようです。

こんな異常に注意

政府広報オンラインによると、エアコンに以下の異常があった場合は使用を中止するべきとのこと。

・電源コードや電源プラグが異常に熱い
・電源プラグが変色している
・焦げくさいにおいがする
・ブレーカーが頻繁に落ちる
・異音がする
・室内機から水漏れがする※引用:政府広報オンライン

このほか、室外機にヤモリなどが侵入してショートした、という事例もあるようです。室内だけでなく、室外機の周囲や環境にも気を付けたいですね。

また一方で、「エアコンから異音がしたから叩いて直した」と自分なりに修理したり、「変なにおいがするけど、この夏はなんとか乗り越えてほしい」とそのまま使い続ける人も。しかしいつ発火するか分からないため、業者などに一度確認してもらいましょう。

製造年と標準使用期間の確認を

平成21年4月から「長期使用製品安全表示制度」が始まり、扇風機やエアコンなどに「製造年」及び「設計上の標準使用期間」などが表示されるようになりました。

  • 扇風機本体に表示されている「設計上の標準使用期間」が今年のが1台…買い替えようかな。
  • 標準使用期間が過ぎてた扇風機、調子悪いわけだ。
  • 扇風機の標準使用期間を10年も過ぎていたから急いで買い替えた。
  • 効きがいまいちなエアコン、使用期間を過ぎているから買い替える決心がついた。

扇風機やエアコンの製造年や標準使用期間を確認すること、10年以上使用している場合は故障していなくても買い替えを検討するのがいいようです。

みなさんはどう考えますか?

今回は政府広報オンラインによる「扇風機やエアコンによる火災事故」の注意喚起とSNSの声をご紹介しました。

「古い扇風機が発火した」「エアコンのプラグがくすぶっていた」など実際に危ない目にあった人もおり、電化製品を安全に使うためには使用年数やこまめな掃除、手入れが必要であることを改めて感じた人もいました。

一方で、動く限りは気になる部分があっても使い続けるという人も。目に見えない断線なども考えられるため長期間使った製品は買い替えるのが安心ですが、費用などとの折り合いがつかないこともあるようです。

これを機に、皆さんもお手持ちの扇風機やエアコンを確認してみてはいかがでしょうか。


出典:政府広報オンライン「扇風機やエアコンで火災発生!安全に使うための注意点とは?」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201107/1.html



【エピソード募集】忘れたい失敗、許せなかった出来事…『あなたのモヤモヤ』をTRILLでシェアしませんか?✨
【エピソード募集】忘れたい失敗、許せなかった出来事…『あなたのモヤモヤ』をTRILLでシェアしませんか?✨