「今年で廃止します」約70年の歴史に突然終止符…7年前、花火見物客が招いた“最悪な結末”

2025.7.30

日本の夏の風物詩として親しまれている「花火大会」。先日行われた「第48回隅田川花火大会」も、来場者数約93万人を記録し世間を大いに驚かせました。

しかし、残念ながら例年、花火大会でのマナー違反が相次いでいるのだそう。今後、もし改善されない場合…最悪の結果、花火大会そのものが中止されてしまう可能性もあるかもしれません。

はたして、過去に花火大会でマナー違反が続出した結果、どのような最悪の結末を迎えてしまったのでしょうか？詳しくご紹介します。

花火大会でマナー違反が多発している

ほとんどの来場者は、周囲に迷惑をかけないよう配慮しながら花火大会を楽しんでいるかもしれません。

しかし、残念ながら他人の迷惑を顧みず、モラルに欠ける行動をしている人も少なくないのだそう。たとえば、日本三大花火大会の1つである「長岡まつり大花火大会」では、チケットの高額転売が相次いでいたのだとか。また、毎年チケットを所有していない人が無断で来場したり、私有地への不法侵入や違反駐車などの迷惑行為が続出しているというのです。

また、「隅田川花火大会」では、毎年ゴミの不法投棄やトイレ問題が物議を醸しています。公式ホームページにも、「禁止事項」として下記の記載がありました。

ゴミの不法投棄
ゴミはお持ち帰りください。やむをえず捨てる場合は、必ず指定の場所へお願いします。

他人のマンションや敷地内への無断立ち入り
他人のマンションや敷地内に無断で立ち入り行為は犯罪です。絶対に行わないでください。

しかし、先日開催された「第48回隅田川花火大会」においても、大量のゴミが放置され地元民を大いに悩ませたそうです。

毎年のことだけれど、ゴミまみれにされてたまったもんじゃないよね。
家の敷地にゴミを不法投棄された…マナー守れよ。
人混みもさることながら、ゴミの量がすごかったです…。

また、知らない人が住居に不法侵入するケースもあったそう。

マンションのオートロックをかい潜り、不法侵入してくる輩がいて驚きました。
高い位置から花火を見るために、建物に不法侵入する人がたくさんいるみたい。
関係者以外立ち入り禁止って書いてあるのに、平気で不法侵入してくる人いるよね…。

マナー違反が続出した結果…最悪の事態に

花火大会は日本の夏を語る上で欠かすことのできないビッグイベント。しかし、今後もマナー違反がなくならない場合…最悪の結末として、2度と実施されなくなるかもしれません。

実は、1949年に初めて開催され、福岡の夏の風物詩として人々に親しまれていた「西日本大濠花火大会」は、2018年の56回目をもって終了となりました。

その理由は、子どもたちが植えたひまわり畑が踏み荒らされてしまったり、観客が開始直後に会場になだれ込むなどのトラブルが発生し、安全確保などの観点から継続が困難になってしまったことなのだそう。

関係者からしてみても、69年も続いた歴史ある花火大会を終了することは断腸の思いだったことでしょう。しかし、それでも中止すると決断をせざるを得ないほど、事態は深刻だったのかもしれません。

もし今後もマナー違反が続出する場合、ほかの地域の花火大会も終了してしまうかもしれません。日本の夏を彩る伝統的な行事をなくさないようにするためにも、参加者一人ひとりがモラルを持った行動を心がけるべきでしょう。

みなさんはどう考えますか？

花火大会でマナー違反が続出すると、「西日本大濠花火大会」のように終了してしまうケースもあるようです。

しかしながら、先日行われた「第48回隅田川花火大会」においても、ゴミの不法投棄や住居の不法侵入、トイレ目的で家に入ろうとしてくるなどで近隣住民に多大な迷惑を掛けたそう。公式が禁止事項、注意事項を明記しているにもかかわらず、平気でルールを破る人が相次いでいるようです。

これからも素敵な花火を鑑賞するためにも、観客は改めてマナーやモラルに注意するべきでしょう。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか？

出典：隅田川花火大会公式ホームページ（https://www.sumidagawa-hanabi.com/index.html）（最終閲覧日：2025-07-29）

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