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『年収1000万円でも貯金ができない人』は続けている…お金がたまらない“3つのNG習慣”とは? 【FP1級が監修】

  • 2025.7.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「年収1000万円もあれば貯金なんて余裕でしょ?」と思うかもしれません。しかし実際には、高収入にもかかわらず「貯金ゼロの人」「ほとんど貯められない人」が多くいます。
なぜ収入が高いのにお金が貯まらないのか?その原因は「知らず知らずのうちに続けているNG習慣」にあります。
そこで、この記事では、年収1000万円と高収入でも「貯金できない人」が、ハマっている落とし穴と、その脱出方法をわかりやすく解説します。もし頑張っているのにお金が貯まらないと感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

「年収1000万円でも貯金できない」現実と原因

まず知っておきたいことは、年収1000万円は一般的に高収入の部類に入りますが、年収1000万円でも、生活費やライフスタイル次第で、貯金をすることが難しい人は多いという点です。

たとえば、家族構成や居住地域によって支出は大きく変わります。都心部に住む家庭は、子どもの教育費が高額になりがちで、支出が膨らむことも多いです。

さらに、高収入ゆえに「お金の使い方」や「将来設計」が甘くなり、それが影響することもあります。

貯金ができない原因には、多くの人が無意識に続けている3つのNG習慣が深く影響しています。

この3つは、

・支出の管理不足
・浪費癖
・長期的な資産形成の未実施

です。多くの人が年収アップとともに収入の増加を実感し、気づかないうちに支出も増やしてしまう「生活水準の上昇」も見逃せません。

知らずに陥る「3つのNG習慣」と改善策を具体例で解説

1.支出を把握しないまま高額出費が続く

年収が増えると財布のヒモが緩みやすくなります。クレジットカードでの買い物や、サブスクの利用など、細かい支出が積み重なっていきます。これを防ぐには、まず毎月の支出項目を整理し「見える化」することが効果的です。家計簿アプリや銀行の明細を活用し、何にいくら使っているかを把握しましょう。

2.見栄やストレスでの浪費癖

「人に好かれたい」「疲れを癒したい」という気持ちが原因で、ブランド品や高級外食、旅行などに無駄遣いしてしまうケースが多いです。対策は「買い物の前に一晩寝かせるルール」をつくることや、趣味にお金をかけるなどの代替手段を持つことです。
対策をしても改善できない場合は、カウンセリングの受診も効果的です。

3.長期的な資産形成に対する無計画さ

毎月の手取りから貯金をしている人は多いです。しかし、不動産や投資信託などのリターンが期待できる資産に投資している人は僅かです。

インフレや老後資金が不足するリスクを考えれば、「毎月の積立投資」や「NISA、iDeCo」など税制優遇制度を上手に利用することが不可欠です。金融機関のFP相談を利用し、現状に合ったプランを作ることもおすすめです。

高収入でも貯金が難しい…でも改善は十分可能!

年収が1000万円を超えても、貯金ができない方は多くいます。これは、貯金をしていくためには、生活の質や将来設計における「習慣の見直し」が重要であることを示しています。

ここで紹介した「支出管理を徹底する」「浪費に向き合う」「長期的な資産形成を始める」という3つのポイントは、あなたのマネーライフを大きく変えるカギとなるでしょう。

実際にこれらを意識して行動することで、着実に貯金が増え、将来への安心を手に入れられます。高収入が必ずしも経済的安定を約束しないことを理解しつつ、今すぐにでも改善策を取り入れてみてはいかがでしょうか。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)
金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。