「15キロ先の川崎まで音が…」酷暑の野外ライブ、横浜での大騒音被害に賛否「苦痛」「花火大会みたい」

2025.7.30

開放的な空間で大好きなアーティストの音楽を楽しめる野外ライブ。ドームなど屋内で行われるライブとはひと味違った雰囲気を味わえるだけでなく、時には花火やドローンが使われることなどもあり、野外ならではの演出が見られることも魅力ではないでしょうか。

一方で、SNSでは「横浜で開催された野外ライブの音が川崎にまで聞こえてきた」という趣旨の投稿が話題になっています。

確認してみると、横浜から15kmほど離れた川崎市や大田区などでも「重低音が響いてつらい」という趣旨のコメントが寄せられ、野外ライブの開催方法に賛否の声が集まっています。

はたして、世の中の人は「野外ライブの音」に対し、どのような考えを抱いているのでしょうか？詳しくご紹介します。

野外ライブをするなら周囲への対策が必要

多少の音漏れは仕方ないものの、野外ライブを開催するなら周囲に何もないところなどにするべき、と考える人が多いようです。

野外ライブだから仕方ない、では済まないレベル。
人の多いところ、住宅街近くで野外ライブはやるべきではない。
野外ライブは周辺に何もないようなところでやるべき。

なかでも運営側や市に苦言を呈する趣旨のコメントが目立ちます。

音響設計と地域対策が不十分だったんだろうね。
運営側のステージ設営の問題だね。
野外ライブなら市が許可出しているし、運営と市が悪い。

会場近隣の会社やお店などには事前に申し入れがあったようですが、それ以上に広い範囲に音が届いてしまったようです。普段はライブをしない場所に特設会場を設置して開催した野外ライブだったため、想定と対策が不十分だった結果に。

ステージを海側にして騒音対策したようだけど、対岸の川崎エリアまで届くなんてね。
風向きとかも影響しているのかもしれないが、10km以上はなれていてもハッキリ聞こえてきた。
15kmも先の音が届くのは大騒音でしょ。もう少し周囲への配慮と音量調節をしてほしい。

運営側も事前にシミュレーションを重ね、法令等で定められている音量基準に準拠して開催したようですが、当日は風向きなどの自然現象により想定以上の広範囲に音が拡散してしまったようです。

重低音の響きだけでなく、光害も

実際に野外ライブの音に悩まされた人からの体験談も寄せられていました。

あれは音漏れというより重低音がひどく響いて、騒音で不快だった。
窓を閉めていてもドンドンという振動音が続いてつらかった。
会場からかなり離れた自宅でも重低音が響いていて苦痛だった。
音だけでなく光の被害もあった。

歌声など曲の音漏れであればともかく、聴こえてくるのは重低音の響きばかりであったことも被害の声が大きくなった要因のようです。また野外ライブは屋根がないため、演出のライトによる光害がひどい地域もあったとの声も。開催時間が18時～21時という時間帯だったことで、音や光が広範囲に届いてしまった可能性も大きいとのことでした。

花火大会と同じと考えれば…

一方で、野外ライブなんだからこれぐらいは許すべきでは、という声も。

花火大会と同じと考えればいいのでは？
2、3時間の我慢もできないのかな。
タダで聴けてラッキーくらいに思えばいいのに。
これで野外ライブの文化が無くなってしまったら悲しい。

ライブは決まった日数、決まった時間までしか行われないため2～3時間ぐらい我慢すればいいのでは、と考える人もいるようです。

しかし、実際に被害にあった人からは「音漏れではなく重低音が響くだけだから2時間でもつらい」「ペットや子どもが訳が分からず泣いていた」という意見もあり、「タダで聴けて良いということではない」と反論する声もありました。

経済効果はあるから苦情と駆け引きだよね。

野外ライブをすることで得られる経済効果を天秤にかけて考える人も。当日はどこも行列があったそうで、ライブに人が集まることにより周辺の飲食店や宿泊施設などが恩恵を得られるという趣旨のコメントもありました。

みなさんはどう考えますか？

今回は、「野外ライブの騒音問題」に対する世の中の人の考えをご紹介しました。

実際に被害にあった人からの声が多数寄せられ、野外ライブだからこそ運営側はもっとしっかりとした対策をするべきだった、と感じた人が多いようです。

一方で「野外ライブだから仕方ない」「数時間なら我慢できるのでは」などの声も。しかし、窓を閉めても響くほどの重低音が続くのはつらい、という趣旨の声も寄せられていました。

みなさんは、この問題についてどのように考えますか？

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