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「演技に鳥肌たった」“ドラマ初主演“の実力派俳優、初回放送で見せた“繊細な表情“に引き込まれる人が続出…!【月10】

  • 2025.7.18

2025年7月14日(月)にスタートした、カンテレ・フジテレビ系、新・月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(毎週月曜よる10時)。臆病で不器用な弁護士・白鳥健治(磯村勇斗)が“スクールロイヤー”として、共学化で揺れる私立高校に赴任する。

スクールロイヤーとは、いじめや不登校、保護者対応、学校事故など、学校で発生するさまざまな問題について、法律に基づいた助言や指導を行う弁護士。子どもの頃から学校が嫌いな健治が、不本意ながら学校に赴き、問題と向き合っていくこの学園ヒューマンドラマの第1話を視聴し、本作の魅力やキャストの演技の素晴らしさについて紐解いてみたい。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話

早速、SNSには「想像の上を行って面白かった」といったコメントが見られた第1話。

弁護士の白鳥健治は独特な感性の持ち主で、感覚が周囲と違うことやマイペースな性格のため、集団行動になじめず、不登校になった過去がある。現在は小さな法律事務所で働いている健治は、恩人でもある所長の久留島かおる(市川実和子)の命により、スクールロイヤーとして「濱ソラリス高校」に派遣されることに。

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月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話より(C)カンテレ・フジテレビ

尾碕美佐雄(稲垣吾郎)が理事長を務める「濱ソラリス高校」は、少子化による共学化で、男子校の「濱浦工業高等学校」と女子校の「濱百合女学院」が合併したばかりで、校内では次々と問題が勃発していた。その中でも、ジェンダーレスを意識した新しい制服の評判は悪く、着用を拒否する生徒もいるほどだった。

そんな折、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈)がそろって不登校になるという前代未聞の事態が発生。原因不明の2人の不登校に、健治は学校から打開策を求められるが、学校が苦手な健治は法的なアドバイスとして、そっとしておくのが良いと提案。だが、問題解決の糸口は見出せない。

一方、副校長から健治のサポート役を頼まれた国語教師の幸田珠々(堀田真由)は、大好きな宮沢賢治と健治の間に共通点を見つけ、少しソワソワしていた。そんな健治は、制服を廃止するよう学校を訴えたいという生徒の申し出を受け入れ、“制服裁判”なる模擬裁判を開くことに……。

磯村勇斗の繊細な表情に引き込まれる

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月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話より(C)カンテレ・フジテレビ

第1話では、健治は祖母の広津可乃子(木野花)と2人暮らしであることが描かれ、小学校時代からつらい学校生活を送ってきたことが明かされた。学校に行くことに対して気が進まない健治だが、生徒の最善の利益を考えるために、スクールロイヤーとして尽力しようと働き始める。

健治は、騒々しい学校でオドオドしつつも、生徒1人1人の悩みに耳を傾け、掬い上げようと、弁護士ならではの考えで、模擬裁判の開催を提案。生徒の自主性を大事にしつつ、学校側の思惑も描出される中、スクールロイヤーが新たな道を切り開こうとするなど、学園ドラマとして斬新さを感じさせた。

今回、ドラマ初主演で、健治に扮する磯村の繊細な表情には大いに引き込まれ、これから健治がどう変化していくのか期待が高まった。SNSには「佇まいから健治になっててすごかった」「微妙な心の変化を表現するのがやっぱり上手い」「最後の磯村さんの演技に鳥肌たった」というコメントが見られた。

今後は、健治の過去が少しずつ紐解かれていくのだろうと予想させ、なぜ健治が弁護士になったのか、過去に何があったのかなどを知りたくなる滑り出しの第1話だと思った。

第1話から視聴者を引き付ける堀田真由と稲垣吾郎

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月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話より(C)カンテレ・フジテレビ

国語教師の珠々は、男子校「濱浦工業高校」に勤めていたが、共学化の後、元「濱百合女学院」の生徒の中には挨拶も返してくれない子がいて、新体制が軌道に乗ることの難しさを痛感している。そんな時に、健治のサポート役を任され、少し不満に思いつつも、宮沢賢治と共通点のある健治に興味を抱き始める。

SNSでは「宮沢賢治オタ演技可愛い」「チャーミングさの匙加減が良き」といったコメントが見られたが、珠々が微妙に頬を赤らめる様子などを体現する堀田の好演が光っていた。第2話以降、珠々と健治がどのような関係になっていくのか見守りたい。

理事長の尾碕を演じる稲垣は、模擬裁判のシーンで長尺のセリフがあったが、よどみなく話す稲垣の名演技には、思わず拍手を送りたくなった。SNSにも「模擬裁判のシーン、あれがクランクインだったなんて稲垣吾郎すご過ぎる」といった声が上がり、第1話から視聴者を釘付けにした模様だ。

引用:制作発表会件レポート 僕達はまだその星の校則を知らない| 関西テレビ放送 公式サイト

生徒役のフレッシュなキャストたちの好演が魅力的

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月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』第1話より(C)カンテレ・フジテレビ

生徒たちも個性的なキャラクターばかりで、新しい制服をめぐって、不登校になったり、訴えを起こしたりするという、第1話から難しい演技を求められたであろう、フレッシュな若手キャストたちも魅力的で、非常に興味を引かれた。

共学になって早速、学校内での恋愛に積極的になる、3年生の藤村省吾を演じているのは『仮面ライダーリバイス』や、NHK大河ドラマ『どうする家康』などでも活躍した日向亘。予告によると、彼は第2話で大きな動きがあるようだ。

ベテラン俳優や、若手実力派俳優、そして新星俳優たちが共演し、今後の展開が気になるストーリーの『僕達はまだその星の校則を知らない』。主演の磯村が演じる健治の、第2話以降の動向も楽しみだ。


カンテレ制作・フジテレビ系列 月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』 毎週月曜よる10時

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP