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どうやって計算するか覚えてる?「分速300mは時速何km?」→正しく答えられる?

  • 2025.7.16
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小学校の算数で、速さの問題につまずいたという人は多いのではないでしょうか。

速さの問題は、公式がたくさん出てきて「どれをどう使えばよいのか」混乱しやすいですよね。

しかし、今回のような速さの単位変換問題は、順を追って考えていけば公式に頼らなくとも答えが出せますよ。

問題

分速300mで走る人の時速は何Kmでしょうか。

解答

正解は、「時速18Km」です。

どうやって計算をすれば、この答えにたどり着けるのでしょうか。

次の「ポイント」で、計算方法を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「1時間は何分か」を考えることです。

どうしてかというと、分速は1分間で進む距離を、時速は1時間で進む距離を表しているからです。

この「速さの意味」が分かっていると、この問題は次のように読み替えることができます。

1分で300m走る人が1時間で走る距離は何Kmでしょうか。

ここで、1時間という言葉を60分に直してみると、次のようになります。

1分で300m走る人が60分で走る距離は何Kmでしょうか。

1分で300m走るので、60分あればその60倍走ることが可能ですね。

よって、次のように計算ができます。

300m×60分=18000m

18000mが60分で走る距離、つまり1時間で走る距離です。1時間で走る距離=時速なので、この人は時速18000mで走ることになります。

これで時速が求められました。

ただし、この問題は「時速は何Kmでしょうか」と聞いているので、18000mをKmに直して答えましょう。

1Kmは1000mなので、18000m=18Kmです。

よって、この問題の答えは時速18Kmとなります。

まとめ

今回は、分速を時速に直す問題にチャレンジしました。

速さの単位変換をするときは、分速や時速という言葉を「1分で進む距離」「1時間で進む距離」などに直し、さらに時間の単位をそろえると分かりやすくなります。

今回の問題では「時速」→「1時間で進む距離」→「60分で進む距離」と順に書き換えて答えを考えました。

この問題で速さの単位変換のポイントがつかめたら、ぜひ類問にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。


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