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乾いた心に沁み込む一筋の希望とは…長崎が舞台の珠玉の映画「夏の砂の上」

  • 2025.6.10

こんにちは。リビングふくおか・北九州Web地域特派員のkikiです。 今回は7月4日公開の映画「夏の砂の上」のご紹介です。 一足先にT・ジョイ博多で行われた試写会で鑑賞させていただきました。

この作品は映画「美しい夏キリシマ」の脚本、映画「紙屋悦子の青春」の原作を手掛けた長崎出身の松田正隆さんによる<読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞>の傑作戯曲を、次世代の気鋭な演出家・玉田真也さんの監督・脚本で映画化したもの。 主演のオダギリジョーさんが共同プロデューサーも務めています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

実力派俳優と話題の最旬若手俳優の共演

スクリーン越しに見ていても汗ばんでしまいそうな、雨が一滴も降らない長崎の厳しいひと夏が舞台。 全編長崎ロケで撮影され、長崎の坂の多い街並みや豊かな自然とともに進んでいくストーリーです。

息子を亡くし、松たか子さん演じる妻の恵子にも見限られ、別居中の小浦治をオダギリジョーさんが演じています。

そんな治の前に満島ひかりさん演じる妹、阿佐子が、17歳の娘の優子を連れて現れ、しばらく娘を預かってほしいと頼みます。

治の家に預けられた優子役は、今をトキメク髙石あかり。 その他、森山直太朗さん、高橋文哉さん、光石研さんなど豪華キャストが登場します。

オダギリさんと松さんは、別の作品でも共演されていて、作中での独特で不思議な関係性に私自身とっても惹き込まれました。なので今回別居中の夫婦役ということで、とても楽しみでした。

オダギリさんの印象は、「物語の中盤に出てくると、少し心がざわつくような役どころが多い役者さんだな」というのが正直なところでした(笑)ですが今作では、息子を失った悲しみ、喪失感、思い通りにはいかない人生のやるせなさや痛みを繊細に演じています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

脚本を読んだ瞬間「これはいい作品になる!」と感じ、共同プロデューサーになったというオダギリさん。玉田監督と会話を重ね、キャスティングから完成に至る全工程でこの作品に関わっています。

そして松たか子さん。話題作が尽きない役者さんですよね。お芝居の間やリズム感がとっても好きで、私の好きな作品は気づけば松さんが出演されている作品が多いです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

この作品では息子を失った悲しみを夫と共有できず、喪失感から時が止まっている夫に怒りを感じる役どころ。夫を見限り、一人先に再スタートを切ろうとします。「オダギリさんとのお芝居はとても楽しかったです」とコメントも。今回長崎弁初挑戦とのことなので、そこにも注目です。

次に今大注目の若手俳優、髙石あかりさん。様々な作品で活躍中で、次期NHK連続テレビ小説のヒロインにも抜擢されています。 何といっても、吸い込まれそうなほど大きな瞳と透明感が印象的でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回は、父親の愛を知らずに育った17歳の少女、優子を演じています。大人と少女の狭間、その時期特有の儚さと危うさ、でも何かを諦めているようにも見える大人っぽさを感じました。 髙石さんは玉田監督と話し合い「ありのままの自分」で精一杯役と向き合ったそう。 撮影後には、「長崎での撮影は、優子が過ごしたあの時間のように、自分にとってもとてもかけがえの無いものとなりました」「人間としても俳優としても宝物のような時間でした」とコメントするほど思い出深い作品となったそうです。

最後に満島ひかりさん。実は私は、小学生の時からひそかに満島ひかりさんのファンなのです。この作品を見たいと思ったのも、満島さんの出演が一つの決め手でした。

出典:リビングふくおか・北九州Web

満島さんの「もしかしたらこの役が彼女の素なのでは?」と毎度感じてしまうほどのナチュラルなお芝居の虜です。 本作では出演シーンは多くありませんが、治と優子の共同生活がスタートするきかっけとなる重要な役どころ。 娘を兄に預け、一人で博多の男のもとへ行ってしまう、世間的にはあまり良しとはされない母親役です。 感じ方は人それぞれですが、私は彼女のことを、娘を思っていない訳ではないけど、自由奔放で少ししたたか、でもからりとした性格の憎めないキャラクターに思えました。

長崎でかけがえの無い時間を過ごした優子。優子との生活を経て少しづつ前を向く治。二人の間に生まれる絆をぜひ劇場でご覧ください。!

2025年7月4日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー

消えない悲しみ。思い通りにはいかない人生。でもそれを受け入れて生きていしかない私たち。 人生に痛みや虚無感、切なさはつきものですが、どうしようもなくやるせなくなってしまう時、生きるヒントと少しの希望をくれるような作品です。

2025年7月4日全国公開。

映画 『夏の砂の上』
2025年7月4日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国ロードショー
■出演:オダギリジョー 髙石あかり 松たか子
森山直太朗 高橋文哉 篠原ゆき子/満島ひかり 斉藤陽一郎 浅井浩介 花瀬琴音 光石研
■脚本・脚本:玉田真也
■原作:松田正隆(戯曲『夏の砂の上』)
■音楽:原 摩利彦
■制作プロダクション:スタイルジャム
■配給:アスミック・エース
■上映時間:101分
■映画公式サイト:映画『夏の砂の上』オフィシャルサイト 7.4 FRI 全国公開
©2025『夏の砂の上』製作委員会

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