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香港映画『旅立ちのラストダンス』よりダヨ・ウォン×マイケル・ホイのエピソード&新場面写真が解禁

  • 2026.3.17
映画『旅立ちのラストダンス』場面写真 (C)2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED width=
映画『旅立ちのラストダンス』場面写真 (C)2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED

第98回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された映画『旅立ちのラストダンス』より、ダヨ・ウォンとマイケル・ホイが撮影現場で“妥協なき演技論争”を繰り広げたエピソードと、新たな場面写真が解禁された。

【写真】『旅立ちのラストダンス』より新場面写真が解禁

香港映画界の伝説的喜劇王マイケル・ホイと、香港を代表するスタンダップ・コメディアンで俳優のダヨ・ウォンが共演し、香港映画の歴代最高興行収入を記録した本作。「家族」「伝統」「死生観」という普遍的なテーマを丁寧に描いたことで、若者からシニアまで幅広い世代の共感を集め、劇場では涙する観客が続出した。

32年ぶりの競演で魅せるのは、残された者を癒やし慰める葬儀プランナーのトウサンを演じた主演ダヨ・ウォンと、死者の魂を弔うマン道士役で『Mr.Boo!ミスター・ブー』シリーズにより日本でも一世を風靡したレジェンド、マイケル・ホイ。2人の共演は、単なるコメディにとどまらず、厳粛な「葬礼」を舞台にしたヒューマンドラマとして結実した。

監督はアンセルム・チャン。「他者を助けることで自分も救われる」というテーマを掲げ、香港映画では異例となる実際の葬儀場や遺体安置所でのロケを敢行。圧倒的なリアリティの中で、生と死、そして人と人との絆を鮮烈に描き出す。

香港映画界の伝説的コメディアンであるマイケル・ホイと、スタンダップコメディの第一人者ダヨ・ウォンがスクリーンで顔を合わせるのは、『マジック・タッチ』(1992)以来、実に32年ぶりとなる。本作で2人が演じるのは、深い人間ドラマだ。

チャン監督は、2人を起用した理由について「コメディができる俳優は、本当はとても演技力が高い。笑わせることを選んできたがゆえに、その力が見過ごされてきただけなんです。今回、有名なコメディアンの2人をあえてシリアスな役に起用したのは、その演技力を観客に示したかったから」と語る。

ウォンとホイは監督の期待に応え、脚本と役柄を徹底的に理解。撮影中は絶えず役柄の解釈について話し合い、検討を重ねていたという。2人の真剣な研究によって、役柄の心情の変化が繊細に演技へと反映されていった。

俳優陣の妥協なきプロ意識を物語る象徴的なエピソードとして、ある母親から依頼された息子の遺体の防腐処置を受けるか受けないかをめぐり、2人が葬儀店内で激しく口論するシーンがある。2人はカメラが回っていない間も討論を続け、ウォンは激しく口論する際、ホイ演じるマン師匠に対して「ハロー・マン」と呼ぶことを提案したという。

これに対しホイは、「この時のトウサン(ウォンの役名)はまだこの名前に含まれた意味を知らないはず」と鋭い疑問を口にする。するとウォンは、「確かに知らない。しかし、最初にそう呼んだ時、マンに怒鳴られた。だから再度その名で呼ぶのは故意の意味があるんだ」と応じる。以前激しく怒られた呼び方だと分かっているからこそ、この激昂したタイミングで、あえて相手の地雷を踏むような呼び方をしたのだと熱弁したという。2人は台詞の一つひとつを大切にしながら、役柄との関係性を深く研究し、脚本への理解を極限まで深めていった。

映画『旅立ちのラストダンス』は、5月8日より全国公開。

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